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ぼくはなにいろ

黒田小暑

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093866675
ISBN 10 : 4093866678
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

交通事故で傷を負って以来、人目を避け孤独に生きてきた祥司は、行きつけの居酒屋で一人の女性に出会う。祥司には眩しいほどに快活に見えた千尋だったが、実は人に言えないトラウマを抱えていた。

【著者紹介】
黒田小暑 : 1994年生まれ、福岡県出身。2019年、「春がまた来る」で第20回小学館文庫小説賞を受賞。受賞作を改題し、『まったく、青くない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    書店で気になり、読みました。黒田 小暑、初読です。まだ何色にも染まっていないはずですが、心に傷を負った繊細な若者たち、青春群像劇の佳作でした。次回作にも期待です。本書でコピックを初めて知りました。 https://copic.jp/ https://www.shogakukan.co.jp/books/09386667

  • ちょろこ

    苦しみと包み込みの一冊。自分を化け物と信じてやまない青年の希望物語。自分の心をうまく扱えない主軸の二人には哀しみと労りの涙を、自分を理解しつつもままならない日々を過ごす文房具屋の青年の姿には共感と眩しさの涙を感じた。人は相手と近づきたいから自分を曝け出す、近しくない相手だからプライドを捨てて曝け出せる、対照的な曝け出しがあることをしみじみ思う。終盤の胸打つシーンの連続には鼻の奥ツンが止まらない。人は伝えることで自分を相手を見つめ直すことができる。苦しみを肯定し包み込む温かさが優しい涙色で心を染める読後感。

  • おしゃべりメガネ

    これはまたなんてステキで素晴らしい一冊に出会えたコトでしよう。登場人物、それぞれが色んな「キズ」を持っていて、どこか陰のある生活を送ってる中で、「キズ」を抱えるモノ同士が、奇しくも繋がり、少しずつ歩みよりながら「キズ」を再生していく流れは素晴らしい描写でした。人と人との繋がり、会話、行動全てが気になり、ページを捲る手が止まらずイッキ読みでした。しかも後半は涙がじんわりと止まらず、久しぶりに胸がずっと温かかくなる作品でした。文房具屋の店員がなんともナイスなキャラで、そんな彼が大好きになる素晴らしい作品です。

  • モルク

    それぞれの事情を抱えた人々。心や身体に傷をおったり、過去のトラウマがあったり…孤独とコンプレックスの中、それぞれの人が出会い、関わりを持つことで少しずつやり場のなかった切なさが薄れていく。号泣するのではないが、いつの間にか流している涙に気づく。誰かが見守っていてくれるってとても大事。彼らがずっと幸せでいられますように。

  • となりのトウシロウ

    事故で障がいを負った祥司は人と深く関わろうとしない。自分のことを「壊れた入れ物」と自虐的に言うことが辛い。そして性的なトラウマを抱えた千尋、豚に似てると言われて体型のことを極度に気になり学校に通えなくなった絵美、言葉を発する事が出来ない清正、祥司の同僚・崎田など、それぞれが抱える悩みは深い。それぞれの繋がりが温かくジンとくる。文具店の孝志朗がいいよね。

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