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羽柴秀吉とその一族 秀吉の出自から秀長の家族まで

黒田基樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047037397
ISBN 10 : 4047037397
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」時代考証者による決定版。伝説に彩られた秀吉の出自を最新研究の成果から徹底検証。


【著者紹介】
黒田基樹 : 1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっち

    著名な人物であるにもかかわらず、父母やきょうだい、親類の実態についてはいまだ謎に包まれたままの豊臣秀吉。秀吉の親族研究の到達点を示す1冊。秀吉の父親はどのような職に就いていたのか。父方の親類や母方の親類、織田家出仕と寧々との結婚とその一族。秀吉の実子と養子たち、瑞竜院の夫と子どもたち、弟・秀長の妻子はどのような人物だったのか。現時点で分かっていることた分かっていないこと、どういった出自階層だったのか、本能寺変後の婚姻政策や誕生年死去年など、親族の人物像を掘り下げていくなかなか興味深い一冊になっていました。

  • MUNEKAZ

    秀吉の親類関係をまとめた一冊。わかることとわからないこと、類推できる部分とできない部分をはっきりと示してくれる誠実な内容。自明のように思っていた秀次が秀吉の養子ということにも、確たる証拠がないというのは意外であった。また若きころの秀吉に馬を貸さなかったため、後の栄達にありつけなかった伯父の話などは「ホンマかいな」と思いつつ、面白いエピソードだと思う。あと秀吉を信長に紹介し、寧々と結び付けた那古野敦順・養雲院夫妻の隠れたキーパーソンっぷりが凄い。息子の山三郎が著名だが、むしろ両親の方が大人物ではないかと。

  • ようはん

    秀吉と寧々が実は縁戚関係にあった(秀吉から見れば叔母の夫の姪)、甥の秀次・秀勝兄弟は一門として優遇されたが別に養子では無かった等、秀吉の一族絡みの研究は中々興味深い物が多かった。秀吉の出自が貧農よりは上の階層であった可能性は高いとは思うが、それでも謎はまだまだ多いと感じる。

  • 25年5月。図書館本。来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の制作発表が本書成立の契機とのこと。著者の黒田基樹氏は北条氏など関東の大名の研究を中心に丹念に史料に当たっている印象。本書にも記載の通り、秀吉を含む羽柴一族についてはまだまだ知られていないことが多い。関白秀次の生年すら確定していない。秀吉の父(一般に弥右衛門)と継父(同筑阿弥)が同一人物なら、秀長、朝日姫は同父同母きょうだいの可能性がある。(続く)

  • 思ったよりも親戚がいるな。それは出世したから親族の名前が残ったのか、それとも親族が結構いたから出世したのか。いずれにせよ寧々と秀吉が婚姻以前から縁戚であったのは興味深い。それと若き日の秀吉に馬を貸さなくて名前が残らないし栄達のお零れも貰えなかった伯父さんの話は大河ドラマでも使われそう。なんというか、こういう親戚付き合いこそが戦国時代を言い表しているようにも思えて、今後は系図や系譜にも注目したいところだ。

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