Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• さな

  読了日：2025/09/21

  たしかTwitterで見かけて積読リストに入れておいた本。放送大学で「新しい時代の技術者倫理」や「共生のための技術者倫理」を受講してきて興味があった分野であるが、そもそも技術士の資格を持っているので初学ではない。 本書は主に工学部の学生や若い技術者に向けて、なぜ技術者倫理が必要なのかを優しい語り口で説く。そこには、技術者としてより人間としてどう生きてほしいかという願いが込められていると感じる。事例も割と新しく、福島第一原発事故等も掲載。工学をやらずにSEやAIエンジニアになった人たちにもぜひ読んでほしい。

• ぽんぽこ

  読了日：2021/04/01

  実際にあった事例を解説するのがよかった。特に水俣病事件の話ではチッソ（水俣病の原因の企業）の責任問題がよく理解できた。だが、内容が少し難しかった。

• あーてぃる

  読了日：2017/05/30

  2004年初版発行。まだ東日本の過酷事故は起きていない。装丁を黄色くした第二版が2012年7月に出たこれ。事例を幾つか入れ替え、合併でなくなってしまった企業の名前を書き換え、福島原発の事例をそこかしこに散りばめた物となっている。次の改定では豊洲築地でもいれるか。ああいう専門家会議とやらに出ている「専門家」の倫理ってのはどうなっているんだろうね。

• Seiichi Takayama

  読了日：2014/09/15

  技術者倫理・工学倫理の本。どちらかと言うと学生向けだが、それだけに原理原則や本質に迫る内容が多かった。技術者倫理の本は哲学や工学の専門分野の話が多く理解に時間がかかるものが多い傾向があるが、これは復習にもちょうどよい。⚫︎医師や弁護士は、直接人間の問題を扱っている。一方で技術者は直接的には人工物を作っている。人工物を媒介とした行為であるため、倫理が問われるような行為を直接的に行うわけではない。この点が、一般的な「倫理」以外にも「技術者倫理」や「工学倫理」が必要になってくる理由である。⚫︎技術者はもちろん、

• kozawa

  読了日：2012/08/24

  業界の人がこういう分野の本を読むのはたまにはいいんじゃないでしょうか。ある意味業界外の人に読んで欲しい感もあるのかもだけど。実際に発生して世間を騒がせた色々な事件について割と丁寧に解説してたりまぁ、こういう本もありなんじゃないでしょうか

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