Books

豊かなことば現代日本の詩 4

黒田三郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265040643
ISBN 10 : 4265040640
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

H氏賞を受賞した詩集「ひとりの女に」、また教科書に掲載された「紙風船」などの詩で知られる詩人黒田三郎。多くの作品の中から、「支度」「あなたも単に」「夕方の三十分」など、代表作36編を集めた詩集。

【著者紹介】
黒田三郎 : 詩人。1919年、広島県呉市に生まれ鹿児島市に育つ。旧制高等学校時代に詩を書き始める。戦後、南方から帰国してNHKに就職、協会に勤務しながら活発に詩作を続けた。結核と闘いながら発表した第一詩集『ひとりの女に』でH氏賞を受賞。その後、娘との生活を詠んだ『小さなユリと』など次つぎと詩集を発表、人間らしく生きたいと願う黒田の詩は多くの人の共感をよんだ。1980年、60歳で病没

伊藤英治編 : 1945年、愛媛県に生まれる。編集者。書評新聞「図書新聞」、雑誌「日本児童文学」を経て、編集プロダクション恒人社に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 新地学@児童書病発動中

    普通の生活人の感情を叙情的に表現した黒田三郎の詩は、何度読んでも心に沁みる。技巧や華麗な表現を避けて、一人の人間が自分の胸の中をこちらにさらけ出してくれる感じだ。これだけ繊細な感受性を持っていたら、生きづらかったはずだが、詩自体はそんなことをあまり感じさせない、ほろ苦いユーモアをにじませたものが多い。日本の詩人の中で抒情詩人という言葉が一番似合う人だった。「落ちて来たら/今度は/もっと高く/もっともっと高く/何度でも/打ち上げよう/美しい/願いごとのように」(紙風船)

  • 山上徹也そっくりおじさん・寺

    先日、この黒田三郎の詩集『小さなユリと』(夏葉社)を読んで、著者の詩に興味を持って図書館から借りてきた。図書館の分類では、児童図書の扱いになっていたが、中身を読むと天皇に否定的な言葉を使った詩が収録されており、本書の出版社が何らかの気骨がある事がわかる。私が心奪われたのは『もはやそれ以上』という詩。ラストの「少女よ/そのとき/あなたがささやいたのだ/失うものを/私があなたに差上げると」にはハッとさせられた。この「少女」とは運命の事である。「少女」は身を投げたのである。残酷だが、希望がある。黒田三郎、いい。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items