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黒田三郎詩集

黒田三郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784783707059
ISBN 10 : 4783707057
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1968
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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自己を見つめる目、詩を書き、詩を公表し、...

投稿日:2021/04/12 (月)

自己を見つめる目、詩を書き、詩を公表し、それで生活する詩人がそれでも偽りなく自己を見つめて言葉を繰り出していくのは難しい作業だと思う。その詩に真実のよなものを感じるので、またぱらぱらとページをめくり目についた一編を読む。そんな素敵な詩集。

ぷぅさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 寺の始まりさバニーガール

    黒田三郎の名前を知ったのはいつだっただろうか?大好きな夏葉社から『小さなユリと』が復刊されている事からだったかも知れない。ついでに読んだ三木卓『若き詩人たちの青春』(名著!)や鶴見俊輔『詩と自由』でご本人の魅力にも心奪われたと思う(伊達得夫の名著『詩人たち ユリイカ抄』にも出ていたか?)。上記の本には数々の詩人が現れるが、黒田三郎にとりわけ惹かれるのは何故だろう。ひとつには良い意味での男らしさがあるのだ。そしてもちろん詩が優れている。『小さなユリ』も良いが、圧倒的に『ひとりの女に』がカッコいい。お薦め。

  • zirou1984

    「路傍の乞食が/私は乞食ですと/いまさら声を張り上げているような/みじめな世界」友人が中原中也や坂口安吾と並べて紹介していたのを受けて手に取ったのだが、本当に素晴らしい言葉の数々だった。戦後の日常にしっかりと足を付けていながら、それでも心が真っ直ぐに立てそうもない不器用さ。高尚さや美麗さなどは嘘臭いと背を向けて、己の弱さを一心に暴き続ける事で存在そのものの輝きを剥き出しにする。それは瞬きの輝きだから美しい。寄る辺なき者たち、帰る場所を亡くした者たちが集うことのできる、そんな言葉がここにある。君もおいで。

  • かふ

    酔っ払い詩人のノスタルジーを感じてしまい読みきれなかった。自分ひとりで酔っ払うならいいが妻子を犠牲にして、それで詩を書いて罪滅ぼししているような。今の時代ではまず読まれないだろうと思う。詩人になる前に酒を止めてくれ。エッセイとか説教臭いノスタルジーを感じる。酒を飲まないと大きなことを言えない親父を想像してしまう。反面教師なのか?

  • みねたか

    「小さなユリと」の作品も良いが,初期の「ひとりの女に」や,「渇いた心」の作品に惹かれる。市井の人の日常を大切にする視線を持ちながら,社会生活の中の自己に違和感を覚え,無機物のような雑踏の不気味を感じる。通底するのは、青年期を戦争により奪われた虚無感だろうか。

  • ぞしま

    四、五年ぶりに再読。眠れない夜に、慰みを求めて。いてはならないところにいるような/こころのやましさ/それは/いつ/どうして/僕のなかに宿ったのか

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