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ナポレオンの柳(仮)西洋人と柳、墓地、ピクチャレスク

黒沢眞里子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779127489
ISBN 10 : 4779127483
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ナポレオンは52年の生涯をセントヘレナ島で終えた。「ナポレオンの柳」については日本ではほとんど知られていない。終の住処でナポレオンが「柳」と出会った事実こそ叙事詩的生涯を締めくくる幸運な出会いだった。著者は米国の墓地研究者として古い墓地を訪れ、多くの墓石に柳を見つけた。柳は墓石に描かれただけではなく多くが植えられていた。なぜ米国の墓地で多く目にするのか。その疑問が「柳」研究の出発点となったのだった。

目次 : 第1部 ナポレオンの柳(西洋人と柳の文化誌/ ナポレオンの柳)/ 第2部 墓地と“ピクチャレスク”―「絵のように美しい」アメリカの墓地(田園墓地と“ピクチャレスク”な景観の創造/ 田園墓地の「進化」の先に見えてきたもの)

【著者紹介】
黒沢眞里子 : 専修大学文学部教授。津田塾大学卒業。筑波大学大学院修士課程地域研究科入学後、ロータリー財団奨学金を得て、米国ペンシルバニア大学大学院留学。筑波大学大学院修士課程修了(国際関係学修士)。桜美林大学大学院国際学研究科博士課程入学、修了(学術博士)。2011年度米国コロンビア大学アメリカ研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 志村真幸

    2篇は、ナポレオンの墓所と柳について。セント・ヘレナ島のナポレオンの墓所には、柳が植えられており、記念にその小枝を持ち帰り、挿し木にするのが流行したため、世界各地に「ナポレオンの柳」が広まっている。  墓地と柳の結びつきについて、デザイン的な側面からも迫っている。  後半の2篇は、アメリカの田園墓地の展開について。公園のような墓地が19世紀に各地でつくられた過程をたどり、アメリカ人の死に関する心性が見えてくる。  ただ、いろいろな点で不満の残った。あまり系統だった調査が行われておらず、分析も不十分。

  • mongkeke_tarikh

    ベルエポック以前の近代文化史については正直暗かったので、フランス革命から普仏戦争までのそれを知る手掛かりとして手に取った次第だった。…のだけど、「西洋人」と「ナポレオン」繋がりで19世紀フランス周辺のそれかと思われたのだが、四半世紀前の著者氏の単著『アメリカ田園墓地の研究』のタイトルが示す様に、米国で19世紀前半に流行した「田園墓地」の勃興と西部への普及、現在のメモリアル・パークへ繋がる米国の墓園文化誕生までを追う論文集だった。なので、タイトルに釣られたため、甚だ肩透かし感を食らってしまった次第だった。

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