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袈裟と駅伝

黒木亮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784583116853
ISBN 10 : 4583116853
Format
Books
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

僧侶になる宿命を八歳で受け入れ、やがて走ることに魅せられた主人公。雪深い北海道で、僧侶になる修行と長距離の練習のあいだで葛藤しながらも力強く生きるランナーの姿を、徹底した取材で描き切る。
積み重ねた時間の誠実さ、心に折り合いをつけて精一杯生きる強さと優しさに胸を打たれる。
禅僧でありランナーである主人公は、かつて駒沢大学の長距離選手として、箱根駅伝で活躍した人物。
本書の魅力のひとつは、「僧侶」と「駅伝」という斬新な組み合わせをテーマにている点。厳しい修行、過酷な陸上競技シーンの緻密な描写は圧巻。動と静のコントラスト、人生の輝きとせつなさに、胸がいっぱいになる一冊。
箱根駅伝のランナーだった著者(早大時代、瀬古利彦よりタスキを受けて3区を激走、首位をキープした)による、『冬の喝采』に続く長距離ノンフィクション第2弾。

【著者紹介】
黒木亮 : 本名・金山雅之。1957年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務をへて、2000年、国際協調融資を巡る攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。大学時代は箱根駅伝に2度出場し、20Kmで道路北海道記録を塗り替えた。ランナーとしての半生は『冬の喝采』に綴られている。1988年からロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hirokun

    ★2 黒木亮さんは私の好きな作家さんであり、特にビジネス金融小説には関心があると同時に、彼の作品を読むことで金融に関心を持った経験がある。今回の作品は、黒木さんが語っている様に、スポーツに打ち込んだ若者たちのノンフィクションという事もあるのか、私の期待とは少し違った色彩の作品であった。

  • a-11boys

    ★★★☆ 自らが箱根駅伝走者だった著者が、同年代の他校の伝説?のランナーを描いたノンフィクション小説。当たり前だけど皆が才能だけであの場に立てるわけではなく、環境や特に秀でたものが無くても努力である程度の結果は得られると言うことでしょうね。今度の正月は果たして主人公が喜ぶ結果になるかな?

  • 西村修一

    ベリーベリーグッド👍

  • YUPO Tetesi

    ひとりのランナーの生き様として、それ以上でもそれ以下でもない。大越さんと竹島さんの対比として描かれたと思うのだけど、要所要所で関わってくる澤木啓祐さんが自分には強烈だった。不完全燃焼で競技者のピークを過ぎた人に読んで欲しいかな、たぶん。

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