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国家とハイエナ 上 幻冬舎文庫

黒木亮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344429024
ISBN 10 : 4344429028
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan

Content Description

破綻国家の国債を二束三文で買い叩き、欧米で訴訟を起こし、勝訴判決を受けるや、その国のタンカーや外貨準備、はては人工衛星まで差し押さえ、投資額の十倍、二十倍のリターンをむしり取る「ハイエナ・ファンド」。日本ではほとんど報道されていないその実態や欲望渦巻く国際金融市場の苛烈な闘いを、綿密な取材をもとに描ききった話題作!

【著者紹介】
黒木亮 : 1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に二三年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融などを手がける。2000年、『トップ・レフト』で作家デビュー。1988年より英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • BATTARIA

    国家債務を食い物にするハイエナファンドと戦うNGOを英雄視しているが、手口の性悪さはハイエナファンド顔負けだ。「借りたものは返すというのは江戸時代の発想」だの、「日本人すべてが毎年ビール一本または喫茶店のコーヒー一杯を我慢すれば、多くの命を救える」なんて、いくらなんでもメチャクチャでござりますがな。こんな世迷い言を吐く連中に怒鳴られたのだとしたら、小渕恵三があまりに浮かばれない。

  • すのす

    疲れたので、小説で気分転換。黒木亮の経済小説が好きなので、入手。今作は舞台が世界中を転々とするのと、事実に基づく作品だという点から、やや淡々と進む。タンカーごと差し押さえる、とかスケールの大きさやテクニカルさに驚くが、ハイエナファンドの強欲さ、容赦のなさを物語っている。最貧国支援も、思いやりだけではやれない。旧宗主国との関係、自国内の内戦、各国の思惑、など複雑な要素が絡み合う現実の経済・外交問題。登場人物の生き方や家族の話に触れる時のみ、みんな生きてる人間の営みだと思える。

  • Micky

    黒木亮の作品の中でも最も難しい。とにかくスケールが国家レベルに拡大した。馴染みのない金融用語、それもハイエナファンドの用いるギリギリのスキームなのでITに埋没している私には初めての言葉オンパレード、なかなか手強い。まあ、黒木さんなので覚悟の上ですが集中力がいる!。 感想後半は下巻に続く。

  • terukravitz

    図書館本★☆☆☆☆

  • Hideki Ando

    ようやく文庫本になったため,読むことが出来た。ハイエナファンドと汚職国家,そしてNPOの三つ巴となっていたという話だった。実際に起きていた話をベースに書かれているということだが,そのようなことが起きていたとは知らず,勉強になるところでもある。

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