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冬の喝采 運命の箱根駅伝 下 幻冬舎文庫

黒木亮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344421189
ISBN 10 : 4344421183
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan

Content Description

早稲田大学競走部に入部した金山を待っていたのは、鬼監督・中村清の厳しい指導だった。人格否定の罵詈雑言、長時間の訓話、自らを責め殴る奇行。狂気にも似た情熱がついに金山を箱根路へと導く。「俺はお前に期待してるんだ」。初めてかけられた温かい言葉と死力を尽くしたラストランの果てに、待ち受ける運命の奇跡とは。感動巨編、圧巻の大団円。

【著者紹介】
黒木亮 : 本名・金山雅之。1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融などを手がける。2000年、『トップ・レフト』で作家デビュー。早稲田大学時代には箱根駅伝に二回出場し、20キロで道路北海道記録を塗りかえた。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しいたけ

    淡々と書かれているのに、何故こんなにも胸が熱くなるのだろう。故障を抱えながら走り続ける金山の、律儀さ、友情、監督への憤懣やる方ない思い。最後の箱根で走れるのか、左足の太腿は持ちこたえるのか、ハラハラして読み進めた。結果云々ではなく、読んでるだけの私にまで清々しい達成感がある。そして、そのあとにも人生が続いていく。「走る人」それぞれの一瞬を切りとり輝かせる箱根駅伝。年明けのテレビ前からの応援は、今までより少し踏み込んだ目で見ることが出来る気がする。最後の、金山のもう一件の結末。これにも爽やかな感動があった。

  • アッキ@道央民

    箱根駅伝を題材にした小説は数あるけど、実際に早稲田のランナーとして走った著者が書いているのでめちゃくちゃリアル。上巻で初めて箱根駅伝を走った後、下巻では二度目の箱根へ向けてのトレーニングの日々。あの瀬古選手を育てた中村清監督、まぁ今現代ならかなり問題ある指導者なんだろうけど、根本には選手に対する愛情があったからこそ選手たちもついていったのかなとも感じる。故障に悩まされ、陸上競技生活最後の舞台の箱根に向けて努力を重ね、8区を走る著者には喝采を送りたくなる。ラスト、実父との再会の場面も良かったなぁ。

  • てつ

    時節がら、駅伝小説を読むのは楽しかった。走っている選手たちの一人一人の生活に思いをはせることができた。作者は意識的にか、自分の思いを淡々と回想風に描いている。これが時間の流れと思いの熱さを希釈し、淡々と時間が流れる。ほぼノンフィクションらしいが、良いノンフィクションで、面白かった。

  • カブ

    箱根駅伝に向けて、早稲田大学競走部での活動が始まるが、それは故障との闘いでもあった。それにしても中村監督の厳しさ理不尽さにびっくり。4年生最後の箱根で陸上競技は辞めると決めて最後まで頑張る主人公を応援した。

  • mika

    上下巻通して駅伝につきものであろう熱い友情や色恋は極めて薄い。テレビで観る箱根駅伝もまたただ淡々と走っている姿がメインだ。それなのに無償に心ひかれるものがある。「レースの結果はわずか一行に集約される。残るものは氏名、記録、区間順位、チーム順位。四項目だけである。そこには、怪我をしていたからとか、風邪をひいていたからと書かれることはない」ここに答えがあるような気がする…

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