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奏のフォルテ

黒川裕子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065120989
ISBN 10 : 4065120985
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

チャイコフスキーのフォルテ四つの読み方と同じくらい、女子の気持ちってものがわからない。そもそも、音楽を間にはさまず、だれともコミュニケーションが取れない。それなのに、もっとも愛するソリストから、音楽への愛を否定された、元・天才ホルン奏者、遠峰奏14歳の「愛」をさがす輪舞曲!第58回講談社児童文学新人賞佳作!

【著者紹介】
黒川裕子 : 作家。京都外国語大学学士(日本語学)、エディンバラ大学修士(犯罪学)。2012年に、児童文学者協会第56期創作教室で泉啓子氏、最上一平氏に師事。『奏のフォルテ』は、第58回講談社児童文学新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • あーちゃん

    すごくドキドキした! 音楽関係の習い事・部活の人には 読んで欲しいと思う。 表紙に書いてある通り、🎷🎸楽器🎺🎻を中心とした話。

  • 鳩羽

    豊かな音楽の才能に恵まれた奏は、憧れのホルンのソリスト・アブトの教えを受けるためにジュリアードのプレカレを受験するが、アブトに音楽に愛がないと言われ不合格になる。中学の吹奏楽は、周囲の音に耐えきれず孤立。やがて家計の苦しさも知り、音楽を辞めようとするが…。才能ゆえの壁にぶち当たった奏が、部活のメンバーや天才オーボエニストのルーとのライバル関係に刺激され、楽しむ音楽を取り戻していくお話。普通の人間である姉の葛藤も痛いほど分かり、周囲の助けを得ながらもしっかり乗り越えていくしなやかな強さに若人の未来を感じる。

  • 気まぐれうさぎ

    初めて読んだ作家さん。「お話」らしさは確かにあるんだけれど、わりと私好みの一冊だった。内気な男子中学生特有の不器用さには閉口する部分があるけれど、見えている部分だけが真実じゃないこと、抱えているものは必ずしも外野には見えてこないこと。才能は間違いなく力だけれど、それだけじゃだめで。何度でもぶつかって勝ち取っていかなくちゃいけない。愛[Liebe]とは、受け入れること。

  • oooともろー

    ホルンに青春をかける奏。挫折・天才少年の出現・孤独・家族…。青春小説の王道。「愛」とはなんだろう。

  • ぽけっとももんが

    14歳で「元」天才少年と呼ばれちゃうんだね。音楽の世界も大変だ。奏の見ている世界はわたしとは全然違うから、彼の傲慢さには嫌気がさすけれども、その才能ゆえに悩んだ挙句の道が拓けたことには安堵した。予定調和ではあったけれども。この天才少年の今後もまた語られるのかな。しかし、音楽を少しでも極めようと思うと、莫大な資金がかかります。楽器代しかり。田舎だとレッスンの機会すらないし。もっと気軽に、悲壮な覚悟なしに、好きな時に音を楽しむのは今では難しいのかなぁ。

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