チェリストのための基礎講座

目次 : この本での音名・調の表記について / ■第1章：　チェロを弾く / 楽器選び、構え方・扱い方、チューニング / ■第2章：　右手について / ボウイングの基礎（1）　持ち方・脱力・弓の動き / ボウイングの基礎（2）　ゆっくりのボウイング / 夢のあとに（「三つの歌」作品7より）　［練習曲1］ (作曲: G．フォーレ) / ボウイングの基礎（3）　速いボウイングと刻み / 良い音を出すための右手の使い方 / あなたがそばにいてくだされば（Bist　du　bei　mir）　（アンナ・マグダレーナの「音楽帳」より）　［練習曲2］ (作曲: G．H．シュテツェル) / ＜コラム：　マエストロ・ルッチで初めてのイタリア・オペラ＞ / ■第3章：　左手について / 左手の基礎（1）　基本の手の形をマスターする / 左手の基礎（2）　親指を使う手の形をマスターする / ポジション移動の技術 / 良い音程を作るために / ヴォカリーズ（ソプラノまたはテノールのための「14の歌曲集」作品34より第14番）　＜チェロ版＞　［練習曲3］ (作曲: S．ラフマニノフ) / ＜コラム：　イタリア語で文章を書くこと＞ / ■第4章：　チェロを響かせるための身体の使い方 / ■第5章：　チェロの表現力を高める技術 / ヴィブラートの上手な使い方 / アリオーソ　［練習曲4］ (作曲: J．S．バッハ) / トリルを使う / ヴィオラダガンバソナタ第3番第2楽章≪アダージョ≫　［練習曲5］ (作曲: J．S．バッハ) / ポルタメントを使った表現 / アヴェマリア　［練習曲6］ (作曲: C．F．グノー) / ★サン＝サーンス　≪白鳥≫を演奏する / 白鳥（「動物の謝肉祭」より）　（校訂：黒川正三）　［練習曲7］ (作曲: C．サンサーンス) / ■第6章：　音階を使って上達しよう / チェロ特有のフィンガリングと音階 / 調性による難しさの違い / 全調に共通のフィンガリング / 美しい響き、正しい音程を聴き分ける耳を育てる / 無伴奏チェロ組曲第1番より≪クラント≫ (作曲: J．S．バッハ) / 音程−−深く不思議な存在 / ■室内楽を演奏しよう：　モーツァルト初期の弦楽四重奏曲 / ■楽譜 / Amazing　Grace　＜黒川校訂版＞ (作曲: 不詳（賛美歌より）)

【著者紹介】
黒川正三 : 東京藝術大学大学院在学中に東京フィルハーモニー交響楽団に入団。その後、一時休団しウィーンへ留学。帰国後同楽団に副首席奏者として復帰、東京藝術大学および附属高校にて後進の指導も行う。１９９１年より同楽団の首席奏者を務め２０１５年、任期満了にて退団。１９９５年よりフィルハーモニーカンマーアンサンブルを主宰し、さまざまな室内楽の他、声楽を加えた宗教曲などを独自のスタイルで企画、演奏している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）