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ISBN 10 : 4062903563
Content Description
昭和初期に隆盛したプロレタリア文学運動の潮流の中で、写真的な文章と複眼的想像力による傑作短篇を立て続けに発表して一躍脚光を浴びながらも、肺病による喀血から郷里・小豆島での療養生活を余儀なくされた黒島伝治。官憲の横暴に対する農民の知恵がドラマを生む「豚群」、戦争の悲惨さと裏腹の滑稽な現実を鮮やかに描いた「橇」、「渦巻ける烏の群」など時代を超えた輝きを放つ代表作集。
【著者紹介】
黒島伝治 : 1898・12・12〜1943・10・17。小説家。香川県小豆島生まれ。地元の醤油会社に勤めた後、上京。1919年早稲田大学高等予科に入学するも、同年に徴兵されてシベリア出兵にも従軍、22年兵役免除まで日記をつける。25年同郷の壷井繁治の尽力で小説を発表し始め、翌年日本プロレタリア芸術連盟の「文芸戦線」同人となる。27年には労農芸術家連盟の創立に参加、30年文戦打倒同盟を経て日本プロレタリア作家同盟に合流。作品には伏せ字も多く、30年刊行の『パルチザン・ウォルコフ』、『武装せる市街』は発禁に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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燃えつきた棒
読了日:2021/05/19
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