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台湾セクシュアル・マイノリティ文学 1

黄英哲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861822278
ISBN 10 : 4861822270
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

女友だちへの愛情に苦しむ女子大生。レズビアンに「なる」ことへの恐怖が、恋人の愛を拒絶する。女性への愛情と欲望、そして激しい自己否定…。台湾レズビアン文学の記念碑的作品。

【著者紹介】
邱妙津 : 台湾の女性作家。最初の長篇小説である『ある鰐の手記』は、1994年に台湾の時報文化出版社から刊行され、翌年10月に「一九九五年時報文学奨推薦奨」を受賞した

垂水千恵 : 1957年、高松生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。博士(人文科学)。専門は台湾文学および日本近代文学。現在、横浜国立大学留学生センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 神太郎

    セクシュアルマイノリティを題材にしたシリーズの第1弾。大学時代に買った。同性愛者の物語だが、自分らしく生きるという感じの前向きなものというよりも、台湾国内での同性愛者の生きづらさや、葛藤などが描かれており、なかなかに考えさせられる1冊である。著者はすでに25歳の若さで亡くなっている。近々の作品を読めないのが悔やまれる。

  • takizawa

    台湾セクシュアル・マイノリティ文学という極めてニッチなシリーズの第一巻。1980年代後半の民主化とともに台湾ではゲイ文学が大流行したが、本作品はその中でも金字塔的存在となっている(らしいよ!※伝聞)。本作には2つの大きなストーリーラインがあり、1つは主人公の手記、もう1つが戯画化された鰐をめぐる挿話である。前者の手記は主人公の不安定さがよく分かるが、悪く言えばあまり洗練されていないという評価になるだろう。対して後者の鰐の挿話は台湾におけるLGBTの立ち位置を適格に描写したといえる。

  • ちょっとタオ・リンの『イー・イー・イー』を思い出した。

  • みつえもん

    レズビアンである主人公と、ゲイの友人の話。相手のことを本当に愛しているのに、同性愛という壁に苦悩してしまう描写が多く、当時の同性愛という社会的タブーの重さを改めて実感した。もう一度読み返したい。

  • みかん上級大尉

    こんな凄絶な文章を書ける著者は何者だろうと思って調べたら、この小説を世に出した後自殺していた どれほどの絶望を負っていたのだろう

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