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『百科全書』と世界図絵

鷲見洋一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000019484
ISBN 10 : 4000019481
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan

Content Description

「百科全書」、それは世界と量り合うことを願った1冊の書物、18世紀の世界図絵…。世界像を更新しようとする人間性の不思議を追い、テクストと図像と映像のコラボレーションで描く、失われた「啓蒙」の物語。

【著者紹介】
鷲見洋一 : 1941年生まれ。専攻、18世紀フランス文学・思想・歴史。慶應義塾大学大学院博士課程修了。モンペリエ大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授、同大学アート・センター所長を経て、中部大学人文学部教授。慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    著者が『恩讐の彼方に』一編で忘れられないのは、ラストに至るまでの21年間、毎日槌を振るいつづけた市九郎の、その壮大な徒労、空虚な反復作業の巨大さ、途方もなさであった(4頁)。『恩讐の彼方に』の契機とは赦し、涙、感動。蓄積、継続で獲得される世界を、世間では努力、執念の結晶と呼ぶが、仮に世界図絵と呼びたいという(7頁)。概念知(類推や飛躍で一を聞いて十を知る切れのいい方法、58頁)と身体知(8頁)。勉強における集中:別世界に向けて、自分を弱く無防備にして彷徨いだしていく、投げやりな試み(13頁下段)。

  • 春ドーナツ

    18世紀→啓蒙主義→百科全書派→ディドロの文章の肌触りをいつか感じたいと思い、先日「絵画論」を読んだ。系統樹のように、鷲見(すみ)洋一さんの千ページ近い大著「編集者ディドロ」が視界に伸びる。ありがたいことに電子書籍化されていたので挑戦する。今度は鷲見さん自身に興味を抱く。読書とは線的であり派生的なものですよね。啓蒙主義→百科全書派→極北→サド侯爵。というつながりで評価されていて、マゾッホとは異なり(ドゥールーズが論じているけれど)、サド20世紀再評価の意味内容をなんとなく察する。「閨房哲学」への接近予定。

  • 黒い森会長

    百科全書の図版について詳しい。本文の途中にコラムが入っている変な本。 初めて読むときは、コラムをとばす方が良い。 コラムは、研究者の生活が少しのぞけるので、面白い。 自然史や博物誌に興味があれば、読める。

  • ケニオミ

    知人が著した本なので読みましたが・・・

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