Books

眼の冒険 ちくま文庫

鷲田清一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480437419
ISBN 10 : 448043741X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

星雲、指紋、素粒子の飛跡。フトンタタキ、ケルトの装飾、コルビュジエのモジュール…。ある種の図像から呼び起されるイメージを整理し、歴史や文化的な文脈を超えて顕れる象徴的な意味を読み解くことで、私たちが無意識に行なっているデザイン的思考の臨界点にせまる。「私たちの思考の衰弱を衝く一冊」(鷲田清一「解説に代えて」より)。図版資料満載の美装文庫。

目次 : 1 直線の夢(線の乱舞/ 縦と横 ほか)/ 2 面の愉しみ(デシメトリ/ 周辺重視 ほか)/ 3 形のコラージュ(フトンタタキの謎/ 円盤物語 ほか)/ 4 文字と遊ぶ(フィギュア/ 216、126、32、21 ほか)/ 5 眼の冒険(振動する眼球/ 眼光ビーム ほか)

【著者紹介】
松田行正 : 1948年生まれ。グラフィックデザイナー。書籍のデザインを中心に活躍。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。デザインの歴史探偵と名乗り、デザイン史の研究に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • へくとぱすかる

    デザインと美術を中心にしたエッセイ。扱う範囲の広さもすごいが、何よりもオタク的興味をそそられるテーマが続々登場。決して飽きません。かなり前の坂根巌夫の本に、このような取り組みのものがあったと思う。安野光雅・森毅両氏の著作にも通じる、「数楽」の視線が楽しい。暗号・創作文字・デュシャン・図形パズル・ガモフ・眼球運動・宇宙論などなど、多岐にわたる話題とカラー図版が見事。最大の驚きは小口に二枚の絵画を隠しつつ表しているお遊び。現代の製本・印刷のアイディアはすごい。文庫版でここまで可能にしたことにも脱帽だ。

  • 有理数

    「眼の冒険」と題するように、ただ漫然と「見ている」というところからさらに領域を広げてゆくデザインエッセイ。ロックミュージック、ミステリ小説、映画、建築、世界史、物理など、あらゆるところに話題を押し広げながら、多種多様な分野の「相似」を掴み取っていく。例えば、イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンが則天武后に繋がったり、一見繋がりそうにないものが著者の発想力で見事に重なる。ひとつひとつがさらっと書かれているのは少し残念だが、人間の「創造」の営みがどこまでも繋がることが体験できる一冊。造本も素晴らしい。

  • masabi

    【概要】デザイナーによるデザイン・美術のエッセイ。【感想】フルカラー、小口に肖像画が配される豪華な文庫本となっている。テーマに沿って、作品や書籍から連想が飛躍する。

  • 行加

    映画や小説その他、「デザイン」とは一見関係なさそうな分野にも造詣の深い方で、とても楽しく読めました!(ただし図形とかの数学、算数要素の部分は私の脳が拒否したので、理解できませんでしたが…) 「遊星からの物体X」や「スーパーマン3 」「占星術殺人事件」等、 例に挙げて下さって本当にありがとうございます!杉浦康平さんのデザインも、なぜかよく目にしていたので、あの斜めの謎が解けました!w 様々なパッケージデザインに対する見方が変わる一冊でした(*^^*)

  • TOMYTOMY

    めちゃくちゃ面白い。ここまで壮観出来る知識と編集能力。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items