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ISBN 10 : 4062922673
Content Description
ケアにあたるひとが、ケアを必要としているひとに、逆にときにより深くケアされ返す反転が“ホスピタブルな光景”には起きている。看護、ダンスセラピー、グループホーム、小学校、ゲイバー―。斯界の第一人者が反転の意味を追い、ケアの現場に立つ十三人へのフィールドワークをとおしてケア関係の本質に迫った、臨床哲学の刺戟的なこころみ。
目次 : 袈裟から白衣へ―ピアスをした尼さん/ お経と詩―サスペンダーをしたお坊さん/ 学校という場所―サーフィンやってるセンセー/ 家族の定型はいま…―住宅にこだわる建築家/ キャンピィ感覚―二丁目のクロちゃん/ だれでもなくていられる場所―健康ランドに通う小説家/ 受け身と多様―「先生」と呼ばれる性感マッサージ嬢/ 「言葉のメス」に抗って―SP活動に取り組むひとりの女性/ からだを信じる―横着で優しいダンスセラピスト/ 血に染まる―花と刺し違える八十二歳/ 順調です。―べてるの家/ オンリーワン―生徒が生徒を引っぱるスクール
【著者紹介】
鷲田清一 : 1949年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。関西大学、大阪大学で教授職を務め、現在は大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長。前大阪大学総長。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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