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ISBN 10 : 4865652604
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歴史という「作品」を読み解きながら、独自の日本史像を提示。異端や定説など「諸説」を論理的に整理、数々の謎や論争を検証しながら「なるほど、こう考えれば合点がゆく」という道筋を示す。
目次 : 第1章 「上古」史は「伝奇」か?(「邪馬台国」はなかった―「邪馬台国」論争/ 「邪馬台国」は「卑字」である/ 「朝貢」外交とは?/ 縄文期、日本の中心は本州東北部にあった?/ 聖徳太子は「架空」の存在?/ 天上から天皇へ)/ 第2章 「大化改新」の謎―聖徳太子とは誰か?(「聖徳太子」の「正体」がわかれば、古代史の謎が解ける?/ 倭国とは何か?/ 倭の五王/ 蘇我氏が、日本の歴史上最悪の「悪人」である、とされるが、なぜか?)/ 第3章 古代史の中の天皇制国家―ニューバージョンの天皇(近江政権から飛鳥政権へ/ 天武が「デザイン」し、持統が大和朝廷の「基礎」を築く/ 日本書紀を編纂したのは誰か?)/ 第4章 歴史の「学」―日本「正史」(岡田英弘―世界と日本の歴史を総体把握する「原理」を提示/ 宮崎市定―比較文化論の「威力」=「皇帝」と「天皇」はどう違うのか?/ 古代史、中世史、近世史の「特質」を知るために/ 日本紀と古事記批判―山片蟠桃『夢之代』)/ 第5章 歴史「読本」―日本「外史」(渡部昇一『日本の歴史』―外国人にも読ませたき日本通史/ 渡部以前/ 頼山陽『日本外史』―英雄伝)
【著者紹介】
鷲田小彌太 : 1942年、白石村字厚別(現札幌市)生。1966年大阪大学文学部(哲学)卒、73年同大学院博士課程(単位修得)中退。75年三重短大専任講師、同教授、83年札幌大学教授、2012年同大退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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