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ポストevの競争軸 デジタルビークルの知られざる正体

鶴原吉郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296205202
ISBN 10 : 429620520X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

世界でEV成長が鈍化する陰で新たな競争が始まった
知られざるDV(デジタルビークル)競争とは?

 世界の自動車市場で、電気自動車(EV)販売の鈍化が鮮明になってきました。欧州や米国は割安な中国製EVの進出を阻むべく、高い関税で障壁を築いています。しかし、中国メーカーは既に次の競争を仕掛けています。それが「DV(デジタルビークル)競争」です。

 DVは、デジタル技術をフルに活用した次世代の自動車。ソフトウエアやネットワークを駆使し、高度な自動運転技術や大画面のインフォテインメント装備、生成AI(人工知能)を活用した高度なコミュニケーション機能などを実現し、既存の自動車の価値に固執することなく、乗る人に新たな「価値」や「体験」をもたらします。このDV競争を主導するのは伝統的な自動車メーカーではなく、シャオミやファーウェイなどのスマートフォンメーカーや、リ・オート、シャオペンといった新興EVメーカーです。

 自動車のDV化は、ガラケーがスマートフォンに取って代わったのに匹敵する革新であり、この技術競争に乗り遅れることは許されません。中国の後を追う日米欧の自動車メーカーも、2025年以降に相次いでDVを商品化する計画です。果たして、日本の完成車メーカーはDV競争に勝ち残ることができるのか――。

##J内容紹介(200字バーション)
 世界の自動車市場で、電気自動車(EV)販売の鈍化が鮮明になる中、中国メーカーは既に次の競争を仕掛けています。それが「DV(デジタルビークル)競争」です。DVは、デジタル技術を活用した次世代車。乗る人に新たな「価値」や「体験」をもたらします。自動車のDV化は、ガラケーがスマホに取って代わったのに匹敵する革新であり、この技術競争に乗り遅れることは許されません。果たして、日本はDV競争に勝ち残れるのか――。

【著者紹介】
鶴原吉郎 : オートインサイト代表/技術ジャーナリスト。1985年に日経マグロウヒル(現在の日経BP)に入社後、新素材技術誌、機械技術誌を経て、2004年に、日本で初めての自動車エンジニア向け専門誌『日経Automotive Technology』(現在の『日経Automotive』)の創刊に携わる。同年6月の同誌創刊と同時に編集長に就任。2013年12月まで9年9カ月にわたって編集長を務める。2014年3月に日経BPを退社し、2014年5月に自動車技術・産業に関するコンテンツの編集・制作を専門とするオートインサイト株式会社を設立、代表に就任。日経BP総研未来ラボ客員研究員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

    ▼著者氏は技術ジャーナリスト。▼世界のEV販売量が鈍化するなかで、次の自動車開発ではどのような競争が行われるのかを分析している。▼デジタル技術をフルに活用した次世代の自動車開発という点で、これまで日本やヨーロッパは、中国に比べて遅れているという事実を紹介する。そして製造コストや資金力で中国に劣る特にヨーロッパは、関税などを用いた防戦状態であることも指摘する。▼私は最近、新車を購入し、スマホとのリンクや電子ディスプレイ等の先進性に驚愕していた。しかし、この本を通して世界的最先端はもっと先にあることを知った。

  • Go Extreme

    EV→デジタルビークル: 古臭くなった日本車 EVだから選ぶのではない V競争の勃興と終焉:EV化を加速したVWの不正 EV自動車強国・中国ー価格競争力 エンジン車とEVの両利きの経営 EV競争は終焉 デジタルビークル: クルマは造らずファーウェイ クルマ≒スマートフォン 複層的な価値形成 クルマ←ソフトウェアで定義 ハイパーバイザーの役割 自動車産業:限界・分散型アーキテクチャー→集中型アーキテクチャー ソフト開発内製化 車載・遠赤外線センサー テスラ・人手ゼロ トヨタ・投資ゼロ 日本ー中国から学ぶ立場

  • ナオト

    本書はモビリティ業界の最新動向を把握するために適しています。テスラ、トヨタ、BYDといった主要プレイヤーの動向が過不足なく解説されており、バランスのとれた構成になっていると思いました。

  • Kimi

    今後はスマホやパソコン、ゲームのように、それ自体が欲しいのではなく、使える機能やゲームを使いたい遊びたいがために買う、みたいな流れになるんだろうな。

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