Product Details
ISBN 10 : 4022520795
Content Description
なぜ私たちは小説に「共感」を求めるのか?翻訳という「体を張った読書」から散文文芸=小説の起源を探り、私たちが物語/キャラクターに没入するメカニズムを解き明かす。ギリシア・ローマ古典、聖書にはじまり、ウルフ、アーレント、アトウッドを経て、アマンダ・ゴーマン、市川沙央へ古典と現代、世界と日本をつなぐ本格文芸評論。書き下ろしコラム「文化盗用」「古典の浄化と読み直し」「市民検閲」を収録。
目次 : 第一部 小説、感情、孤独(詩と小説、色と光/ 小説、この小さきもの/ 近代化、孤独、小説)/ 第二部 神から遠く離れて―小説はいかに共感の器となり得たか(デーモンが世界を散文化する/ 散文、労働、翻訳/ 共感を担う話法/ リレータブルという価値)/ 第三部 フィクションと当事者性―“真実”はだれに語る得るか?(リアリズムから読み解く共感/ 語り手から読み解く当事者性―人称と視点/ フィクションでだれになにが書けるか?)/ 第四部 個人と包摂性、独立と連帯(咀嚼か窒息か/ 語りにおける回顧と模倣/ What Are You Going Through?)
【著者紹介】
鴻巣友季子 : 1963年東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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げんなり
読了日:2025/10/06
みんみん
読了日:2025/11/02
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