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連星からみた宇宙 ブルーバックス

鳴沢真也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065213544
ISBN 10 : 4065213541
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちの太陽が1つしかないのは、少しつまらない。1つに見える夜空の星の多くは、じつは連星だからだ。連星は見た目や動きが変化に富んで面白いだけでなく、私たちが宇宙を知るためにも、なくてはならない。超新星、ブラックホール、重力波、ダークエネルギー…宇宙の謎は、連星がなければ解けないのだ。さあ、連星研究の第一人者と、夜空を見上げよう。

目次 : あれも連星、これも連星/ 連星はどのようにしてできたのか/ なぜ連星だとわかるのか/ 連星が教える「星のプロフィール」/ 「新しい星」は連星が生む幻か/ ブラックホールは連星が「発見」した/ 連星が暗示する「謎のエネルギー」/ 連星が解いた「天才科学者最後の宿題」/ 連星のユニークな素顔/ 連星も惑星を持つのか/ 連星は元素の合成向上だった/ もしも連星がなかったら

【著者紹介】
鳴沢真也 : 兵庫県立大学西はりま天文台天文科学専門員。博士(理学)。1965年長野県生まれ。福島大学卒業後、同大学院修了。宮城県立高校の理科教諭を経て現在の職場に勤務。近接連星系を構成する脈動変光星の化学組成の研究により広島大学大学院理学研究科から博士号を取得(論文博士)。専門は天体物理学とSETI(地球外知的生命探査)。2001年度版より『理科年表』の「明るい食連星の推算極小」のページを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん

    連星(二つ以上の恒星が、お互いぐるぐると回りあっている)というものがあることは知っていたが、特殊な存在と思っていた。しかしそれは普通の存在、星々の半分は連星だというではないか!我々はどうしても、自分が置かれている世界が普通の世界と考えてしまう。アシモフの短編『Nightfall』が思い浮かぶ。六つの太陽に囲まれ夜の来ない惑星ラガッシュの物語。実際、連星の周囲を回る惑星の夜は相当複雑に違いない。共通重心の周りを回る連星を観測することで、「ケプラーの第三法則」を用いて星の質量が計算できるらしい。簡単に!?

  • yyrn

    天文台に勤める著者から、夜空に瞬く星(恒星)の半分は「連星」だと教えられて、もうそこから驚く。あの誰でも知っている北極星が三重連星だなんて知っていましたか?wikiで確かめてもそんなことは書いていないし、日常生活では「連星」なんて重要ではないようだが、この本を読めば「連星」が宇宙の解明に果たした役割の大きさに圧倒される。星の質量や寿命、超新星爆発からブラックホール、さらには宇宙の加速膨張まで証明したばかりでなく、重力に反発する力「ダークエネルギー」の存在にまで話がつながるのだからますます驚くばかりだ。良書

  • テイネハイランド

    図書館本。天文学の進展に連星が深く関わっていることがよくわかる本です。あえて専門的な事柄には触れていないことと説明の仕方に工夫がこらされているので、あまり予備知識がなくても読みやすい本だと思いました。元素それぞれに対してどの天体から飛んできたかについて触れた第11章が特に面白かったです。

  • bapaksejahtera

    私の星空の知識は小学校の図鑑知識からそう進歩していない。当時知っている連星と言えばアルゴルを指す位の認識であったが、本書では連星の発見から生成、様々な態様を述べた上で、連星こそが宇宙や物質、エネルギー等様々な解明に貢献するシステムである事を説く。連星には3重を超える物や、互いに結びついた瓢箪型、更には相棒の恒星を内部に取り込む共通外層天体もあるという。人間の体を構成する様々な元素も連星由来の宇宙事象が大いに関わっているし、重力波の測定等今後の科学の発展に連星観測は欠かせないそうだ。解り易く構成も素晴らしい

  • hal

    連星とは、恒星が複数ある天体の事で、宇宙に存在する星々のおよそ半数が連星なのだそうです。連星である事により、星の質量とかが計算できるとかで、宇宙の事が色々わかるそうですが、そのあたりの説明は私には難しかったです。でも、素人にもわかりやすく説明されているので、大体のところは理解できたかも…できなかったかも…

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