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勝てる野球の統計学 岩波科学ライブラリー

鳥越規央

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000296236
ISBN 10 : 400029623X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

送りバントは有効な作戦でないなど、統計学の手法で従来の野球のセオリーを覆したセイバーメトリクス。メジャーリーグではチーム強化に大活躍だ。このセイバーメトリクスで最も重要な選手評価法について、日本プロ野球の最新データを駆使して解説する。ひいきやライバルチームの戦力分析にぜひ備えておきたい1冊。

目次 : 1 “無死満塁”は点が入りにくいのか?―野球のセオリーを検証する/ 2 ホームランバッターか三割打者か?―「全員イチロー」vs「全員バレンティン」/ 3 防御率だけでは見えない名投手の条件―失点に占める投手の責任の割合/ 4 イメージ先行で語られがちな「守備の達人」―失策が多くても守備範囲は広かった/ 5 真のMVPは誰か?―勝利への貢献度を数字で表す

【著者紹介】
鳥越規央 : 1969年生まれ。統計学者。筑波大学大学院数学研究科修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • WATA

    野球選手の新しい評価方法「セイバーメトリクス」の入門書。セイバーメトリクスとは、打者がヒットを打つと平均で何点得点が入るか、外野ゴロになりそうな打球を内野手が止めたら平均で何点失点が減るか、といったデータから、各選手のチーム貢献度を計算する統計処理のこと。本書ではセイバーメトリクスの計算方法を網羅的に紹介し、2013年の日本プロ野球のデータで計算して優秀な選手を見つけ出している。数式は非常にシンプルなものが多く、普通の人でも「本塁打数」「奪三振」などのデータがあれば自分で計算できるところが面白い。

  • taka61

    【図書館本】WATAさんの登録を見て興味を持ちました。映画にもなったマネーボールを読んだことがありましたが、野球をデータに基づいて評価し、勝ちに結びつけようという手法を「セイバーメトリクス」と呼ぶとは知りませんでした。打率よりも出塁率を重視したり、守備貢献度は守備率だけでなく守備範囲を考慮した評価を行ったり...。すべてを得点に結びつけて考えるんですね。とても興味深く読むことができました。特に全員イチローVS全員バレンティンはくだらなくて大好きです♪野球の見方が変わりそうです。

  • フク

    指標についておさらい。指標それ自体より指標を生み出す考え方の方が興味深い。 * 2014年刊行のためデータが古いのはともかく、「スコット鉄太朗」の持つ響きの芳ばしさにクラクラした。

  • calaf

    セイバーメトリクス...簡単に言えば、アメリカのプロ野球界で始まった野球選手の数値化手法。何でもかんでも数値化すれば良いのかどうかは分かりませんが、少なくとも客観性は上がるのかも。ただし、まだまだ試行錯誤が必要な気も...

  • kochi

    『マネー・ボール』により知られるようになったセイバー・メトリックスについての解説。代表的な指標について、2012年ごろの日本野球のデータを例に挙げて説明。鳥谷、糸井(日ハム、オリックス時代)が活躍している頃なので古いが、考え方についての理解には問題ない。得点を上げることに貢献しているか?、勝利に貢献しているか?という観点から、投手、野手の何が良いのか、悪いのかが判定できるように色々と工夫した指標は、目的との相関を見て評価しているようである。野球というゲームの考察に基づくものであり、考えることにも役立つか。

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