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知覧いのちの物語

鳥濱明久

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907072292
ISBN 10 : 4907072295
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan

Content Description

鳥濱トメは、昭和4年、27歳のときに鹿児島県知覧町で、富屋食堂を開業した。知覧は戦争末期、「特攻隊」の最前線基地となり、まだ10代から20代の若者たちが、その出撃前のわずかな日々を富屋食堂で過ごした。トメは隊員たちをわが子のように慈しみ、いつしか、「特攻の母」と呼ばれるようになった。日本のマザー・テレサともいうべき鳥濱トメの思いを受け継ぐ実孫の著者が、日本の未来のために捧げられた「命」を語り継ぐ。

目次 : 第1章 ホタル帰る―散りゆく命を見つめて(鳥濱トメと少年飛行兵たち/ 特攻隊員たちが残した手紙 ほか)/ 第2章 トメの生い立ち―貧しい生活の中で(なぜ、知覧だったのか/ トメの生まれた町・坊津 ほか)/ 第3章 知覧という場所―トメと富屋食堂(「富谷食堂」の誕生/ 知覧が特攻基地になった日 ほか)/ 第4章 「特攻の母」―隊員とその遺族とのつながり(少年兵士たちの過酷な日欧/ 二度と帰れぬ旅を前に ほか)/ 第5章 敗戦の日本―進駐軍のママと呼ばれて(弔いつづけると決心した日/ 進駐軍のためのレストラン ほか)/ 第6章 みんな、うちの子―戦災孤児を家族に迎える(ふえていく家族/ 長女・美阿子の結婚 ほか)/ 第7章 トメの晩年―時代が流れるなかで(「納税おばさん」/ 祖母としてのトメ ほか)/ 第8章 いのちを語り継ぐ―使命を生きる覚悟(受け入れがたい転機/ トメと石原慎太郎との出会い ほか)

【著者紹介】
鳥濱明久 : 鹿児島県知覧町生まれ。鳥濱トメの長女・美阿子の二男。トメの二女・礼子と共同で、旧富屋食堂跡地に設立した資料館「ホタル館富屋食堂」館長。また、トメの味をそのまま受け継いだメニューで昭和63年に創業した「知覧茶屋」の店主でもある。トメから直接聞いてきた当時の話を語り部として伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykmmr (^_^)

    鳥濱トメさん。太平洋戦争末期、鹿児島・知覧に軍の為の飛行場が出来、戦局の中でそこが『特攻』の出陣の場所へ変化した時、数多くの特攻で散ることになる英霊たちのお世話をし、知覧の『母』として慕われた。出陣が決まった英霊には、栄養のある卵・鶏肉を使い、『親子丼』・『卵丼』を最後の晩餐として食べさせて送り出す。戦時下で食べ物すらない訳なので、彼女は自分の着物を引き換えに、卵・鶏肉を手に入れた訳だが、元はそれが手に入りやすい地域。そこからもう、賢さがわかる。

  • 北本 亜嵐

    筆者は「特攻の母」と言われた鳥濱トメさんの孫による「戦後70年」の節目に書かれた著書。身内だから書けるトメさんや伝え聞いた特攻隊の若者たちのこと。現在の繁栄は多くの人たちの上に成り立っていることを決して忘れてはならない。お気に入りさんがコメントでも紹介されていた「死んでいった特攻隊員と異なり、私たちには、必ず明日がやってくるのです」1日1日を丁寧に生きていかなければと改めて思った。

  • ぴぴぴ

    知覧のことやトメさんのことを知ったのは、永松茂久さんの講演会で。 それまでは、戦争の一部としか捕らえていなかった自分が情けない。 自分は女だから、そして母になって、トメさんの思いがほんの少し理解出来るようになった。 特攻会館周辺では、なみだがとまらなくて、ずっと泣きっぱなしでしたが、本を読んで、トメさんのこと、青年達のことをまたかんじ、この事実をまた次の世代に伝えていく必要が自分にもあると思いました。

  • 加奈絵

    読みおわった(2回目)〜‼️ トメさん、凄い女性だったのが、改めて分かる❗ 戦時中もだけど、戦後から死ぬまで特効の母として生きた方。自分の考えや夢を、どんなに時間がかかろうとも、周囲の方々の賛同を得て叶えてきた。それだけでなく、周りの人がトメさんの考えに共感し、行動している。凄い影響力のある方だった事が本を読んで感じた❗

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