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伝わるコードレビュー 開発チームの生産性を高める「上手な伝え方」の教科書

鳥井雪

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798186009
ISBN 10 : 4798186007
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

コードレビューのすれ違いは、技術力だけじゃ防げない。
円滑なテキストコミュニケーションの技法を身につけよう。

コードレビューは、チームで開発するプロダクトの品質を高める重要なプロセスです。しかし、オンライン上のテキストコミュニケーションが基本となるコードレビューでは、「意図が正しく伝わらない」「受け手がネガティブに受け取ってしまう」などのすれ違いが頻発し、手戻りや誤解を生んでしまうことも少なくありません。

本書は、そんな意図や感情のすれ違いを起こさない「伝わるコードレビュー」の技法を解説した書籍です。具体的な19の事例シーンをもとに、わかりやすいプルリクエスト・レビューコメントの書き方や効果的なレビューの進め方を詳しく解説します。

事例シーンは、
・緊張感のあるレビューコメントが返ってきたとき
・説明不足のPRが提出されたとき
・考え方や価値観が食い違ったとき
など、開発現場のコードレビューでよくあるミスコミュニケーションのケースを収録。かわいいキャラクターとともに、問題の原因と対策を整理し、実践的な解決アプローチを提案します。

「レビューのつもりが指摘合戦になってしまう」
「何を伝えたいのかわからないコメントが飛び交ってしまう」
そんな悩みを抱える開発チームにとって、本書はよりよいコードレビューの指針を示すガイドラインになるはずです。レビューの指摘が的確に伝わり、レビューを受ける側も納得感をもって改善できる―そんなスムーズなコードレビューの技法を、本書で身につけましょう。

■解説TIPS(一部)
クイズを出さない/性善説で考える/チームで共有するタグを作る/作業ログをつけて参照場所をリンクする/相談までの時間を決める/わからないレベルを伝える/自分の考え・意見を添える/詳細を明示する/「念のため」の確認をする/上手に催促する/聞きたいことを絞る/Before/Afterの画像を載せる/テンプレートを用意する/ラベルをつける‥‥他、多数の実践的なTIPSを収録!

■対象読者
・コードレビューのよりよいやり方を知りたい現場のエンジニア、メンター
・チーム全体でコードレビューの指針を整えたいリーダー・マネージャー
・はじめてコードレビューをする新人エンジニア



【著者紹介】
鳥井雪 : プログラマー、NPO法人Waffleカリキュラム・マネージャー、万葉フェロー。令和5年度版東京書籍の国語教科書にプログラミングに関する文章掲載。Rails Girls TokyoやNPO法人Waffle等において女性や初学者のための活動経験多数。2024年Forbes JAPAN「Women In Tech 30:テクノロジー領域で未来を創造する30人の女性」選出

久保優子 : 2007年に大場寧子とともに株式会社万葉を創業し、副社長COOとして営業を一手に担っている。元Railsエンジニア

諸永彩夏 : 株式会社万葉に所属するプログラマー。万葉入社前はカスタマーサポートや経理・人事職をしていたが、プログラミングに興味を持ち学習を始めた。その後2020年2月万葉へ入社。入社後、研修や様々なプロジェクトでのチーム開発を通してテキストコミュニケーションを学ぶ

島田浩二 : 1978年神奈川県生まれ。電気通信大学電気通信学部情報工学科卒。2009年に株式会社えにしテックを設立。2011年からは一般社団法人日本Rubyの会の理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • リットン

    とりあえずコードレビューをするというのがどういうことなのか、仕入れておこうと思って、テキトーに読んでみた。そもそもコードレビューというのが、「何をレビューするか」と「どうレビューするか」があるとしたら、自分が認識していたのは、前者の側面ばかりで、後者のことはあまり考えていなかったな、というのがこれを読んでの感想。漠然と自分がコードレビューに対して、自信がないのはどちらかというと、前者でもある。けれど、後者という観点があることを認識できて、構造化できたという点で、読んだ価値があった。

  • 個人的に気をつけようと思ったTips 「根拠がないことを伝える」 「何をして欲しいかを伝える」 「念の為を確認する」 「「すぐに返せないこと」をすぐに伝える」 「「「聞きたいことを絞る」」」(これ特に3点とかで質問することが多かったので確かにと思った) 「クローズドクエスチョンを使う」 「やってないことを書く」 「相手の理解の段階を踏む」

  • Go Extreme

    開発チームの生産性向上 開発メンバー間の信頼関係構築 「問題 vs 私たち」の関係 決めつけない心構え 客観的根拠に基づくコメント 前提知識共有の重要性 チームでの仕組みによる改善 説明不足PRの解消 細かすぎる指摘とLintツールの活用 思考停止しないレビュイーの姿勢 レビューポイントの明確な提示 放置PRの防止と進捗管理 意図不明コメントへの確認 関係者確認漏れの防止 感情的コメントの回避 クイズ形式・命令口調の禁止 作業ログによる背景共有 相談時のわからないレベル伝達 同期コミュニケーションへの移行

  • _ Nambu _

    GitのPull/Merge Requestで指摘・議論を交換していく前提で「どう書いたら無駄なやりとりが減るか」のTips?Point?集。読みやすい文体と事例ベースで説明していて、さささっと読める。BadとGoodの両方の例があるのが特によい。PR/MRじゃなくても、コードレビューじゃなくても、書面ベースでレビューすることが多いなら「何を避けるべきか」を把握しておくのは大事。感覚の違う人(世代/バックグラウンド/得意/職種、等々)とテキストベースのコミュニケーションをするなら一読は必須かなと。

  • コードレビューで、どのような履歴を残して、どうコミュニケーションをするべきかがまとめられています。私が得られた最も重要な学びは、チームメンバーを無意識に傷つけないように、一方で効果のあるレビューにするために、どういう工夫をすればいいかの知恵です。これから私は、まずはプルリクのテンプレートを作ろうと思います。そして、「『間違ったコメントをしても大丈夫』という信頼関係」をチームメンバーと育むように意識します。

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