Books

『道草』論集健三のいた風景 近代文学研究叢刊

鳥井正晴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757606760
ISBN 10 : 4757606761
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

健三(漱石)の、御住(鏡子夫人)の、養父・島田(塩原)の、そして係累たちの「人生」の刻印を、余すところなく描いた自伝小説『道草』に、真っ向から対峙する『道草』論、14篇を収録する。三者のリレー方式による、同時代から現代に至る「『道草』研究史」・100年のリールを付す。膨大にして詳細な「『道草』研究文献目録」つき。

目次 : 『道草』論(否定表現からみる『道草』論/ 『道草』を書くこと/ 『道草』の表現―換喩及び「彼」の多用について/ 『道草』―幼時の記憶/ 「道草」小論―“時間の守銭奴”の“道草”/ 健三の金銭問題をめぐる一考察/ 健三と島田―「道草」試論/ 『道草』の語り手と健三の内面劇―「義父の連印依頼」(七十一回〜七十九回)の場合/ 夏目漱石『道草』論―大正自由主義教育運動前夜の時期を背景に/ 『道草』が描いた“家族”―明治三十年代から大正初頭を視座として/ “裁縫する女”の図像学―明治・大正期における裁縫の社会的意味と漱石作品におけるイメージ/ 『道草』論―旅からの帰還/ 『道草』の頃―漱石の書簡を手がかりにして/ 『道草』論の前提―宗教的な、あまりに宗教的な)/ 『道草』研究史(『道草』の評価をめぐって―作品発表当時〜昭和二十年/ 『道草』研究史―昭和二十年〜昭和四九年/ 『道草』研究史―昭和五十年〜現在)/ 『道草』研究文献目録

【著者紹介】
鳥井正晴 : 相愛大学人文学部教授

宮薗美佳 : 常磐会学園大学国際こども教育学部専任講師

荒井真理亜 : 甲南女子大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きつね

    なんのために編まれたのかがどこにも書かれていない不思議な論集。14本の書き下ろし論文、三章にわたる研究史、文献目録と重厚な構えで、桜楓社の作品論集成、雑誌『漱石研究』特集号と併せて『道草』必携資料。おしむらくは論文パートと研究史パートとの落差か。研究史など存在しなかったかのように「読んでみてこんな感じがしたからこうだと思う」式の素朴な論文(?)が複数収録されており、それぞれ序文でおいてけぼりを食う感じがした。疑問を研究史上に自ら位置づけてもらいたい。 対照的に、笹田論文は冒頭からぐいぐい読ませる。以下紹介

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items