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死のやわらかい

鳥さんの瞼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784991271946
ISBN 10 : 4991271940
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

「死」を誰よりも愛し、向き合い、見つめ続ける歌人の第一歌集。


【収録歌より】

巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った

会うことのなかった四羽の心臓が一つに刺されて完成している

死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星


【栞】
林あまり『若草の香り』
岡本真帆『「むりよ」が連れてきた明るさ』
東直子『命に旗を立てる』


【装丁】
名久井直子

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3

    初読みの歌人さん。収録歌の「巻き貝のなかを明るくするように〜」に母親との会話の自然さと開放感を見て、何となく惹かれて本作を読んでみた。題名にあるように中身は"死"に触れる歌が多い。ただ、死を懐に入れることは、今の自分の生の存在を確認するためのものに感じた。いきなり焼き鳥が歌われる。えっ、どゆこと。ぽかんとその空気感にくすぐられたまま最後まで一気に読む。人は生まれた時からずっと痛みと悼みに囲まれ、犠牲と優しさの上で生きる日々はふわりと透明に包まれており、それらを曲解しない眼差しで潔く見ていくものだと思えた。

  • コンチャン

    死をテーマに詠まれた短歌が収められています。様々な切り取り方があって、表現方法があって、面白かったですね。個人的には結構好きな歌集でした。

  • 𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄

    「巻き貝のなかを明るくするように母は美大はむりよと言った」この一首、林あまりと岡本真帆が一見絶望に見えるけど、明るく感じる(雑にまとめると)と評してることに驚いた。うねったり、螺旋状になっている複雑な巻き貝の中を、どこまできちんと照らせるだろうか?未知数である子の才能を、「美大はむりよ」とたった7音でぶったぎってしまう母の逞しさと暴力性に、呆然とするしかなかった一首。しかし、この歌はすごいなあ、、解釈が人によって分かれるし、そしてどう転んでも傑作としか言えない素晴らしい歌だ。

  • 冬見

    「練乳が奥歯にしみる 愛されて育ったことがたまにくるしい」

  • まい

    好みに合わなすぎた。残念。 短いのに読むの苦痛なこともあるんやなぁ、、、死に対する考えもなんか表層やなって思ってしまった。頭だけで考えてる感じ。 鳥とか魚とか言葉変えてずっと同じこと言っててそれも疲れた。

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