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消えゆく街の秘密の友だち

鯨井あめ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569882208
ISBN 10 : 456988220X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

地図を開けばふしぎの街に行ける。ここで出会ったラッタッタが小晴の一番の理解者なのに、大人になるためにお別れしないといけない。

【著者紹介】
鯨井あめ : 1998年生まれ。兵庫県出身。2015年より小説サイトに短編・長編の投稿をはじめ、2017年に「文学フリマ短編小説賞」優秀賞を受賞。2020年に第14回小説現代長編新人賞受賞作『晴れ、時々くらげを呼ぶ』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぽてち

    鯨井あめさんの新作は、小学6年生の女の子・小晴(こはれ)が主人公のYA作品だった。還暦目前のおっさんが読むのはどうかと思うが、あめさんのファンなので仕方がない。小晴は〈ふしぎの街〉の地図を持っている。それは〈ふしぎの街〉のカギで、一人きりで目を閉じて深呼吸すると行くことができる。そこには管理人の少年・ラッタッタがいて、小晴は彼と遊んだり、話を聴いてもらったりしている。中学受験を控えた小晴には様々な悩みがあり、彼と過ごすことで気持ちが落ち着くのだ。あめさんならではの不思議世界が構築されていて楽しく読めた。

  • 雪丸 風人

    主人公は流される生き方をしてきた寂しい小6女子。忙しすぎる日々から逃れるように、心の中へ安らぎを求めた彼女が、自分の気持ちに正直な友人と関わるなかで気づきを得ていきます。どことなく頼りなかった少女が変わってゆくさまに痺れましたね。とくに彼女が思わず下に向け声を張る場面はグッときましたよ。全体を通して、子どもらしい豊かな想像力や、生き方のままならなさが超リアルに感じられました。主人公のラッタッタ♪ってスキップするような未来が思い浮かぶラストも素敵ですね。これが初の児童書だとは!(対象年齢は12歳以上かな?)

  • エル

    自分の感情を押し込めて生きづらそうにしている小晴が最後に選んだのはイマジナリーフレンドを消さないこと。イマジナリーフレンドに励まされながら自分の心の声を大切にすることが出来るようになった小晴はきっと素敵な大人になるよ。ちょっと息苦しさもあったけど、自分を大切に出来るよう成長した小晴の素敵なお話でした。

  • 菱沼

    名前をつけるとその「もの」が存在感を増すような気がする。けれど、その名前で一般化されてしまうと、思い入れは減るような気がする。大切な場所と大切な誰かを「イマジナリーフレンド」認定することで、「まあ、子どもにありがちな空想のオトモダチのことだよね。大きくなったら忘れちゃうか、甘酸っぱい思い出になるんだよね」になってしまうような気がする。それでいいのか。いいのかもしれないし、よくない子どもも大人もいるかもしれない。良い物語ではあったと思うけれど、結末をつけなくてもよかったかも。児童書でそれはマズイか。

  • nago

    ふしぎの街の地図を持っている、小学6年生の小晴(こはれ)が主人公。友達はいないけどふしぎの街に行くと、ラッタッタがいて、話を聞いてくれて。でも誰も信じてくれないだろうなと思う小晴。中学受験、塾、友達、ラッタッタとの時間…いろいろな思いがあり、成長していく。自分を見つめる、考える。中学生くらいによいかも。

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