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きらめきを落としても

鯨井あめ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065282830
ISBN 10 : 4065282837
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    YA。大学生達が主人公のお話が6つ[ブラックコーヒーを好きになるまで]ブックカフェで出会ったカップルが喧嘩して、理屈っぽい彼氏が海で黄昏れる。見知らぬ人にVRイベントに誘われ、VRカウンセリングを受ける[上映が始まる]ペルセウス座流星群の極体日に出会ったふたり[主人公ではない]SF?タイムリープ[ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン]猫を追いかけて[燃]ヴァイオリンの天才がラーメン屋バイト[言わなかったこと]小説を書くのをやめた青年が先輩と再会▽青春小説。理屈を捏ねる男どもめ面倒臭いな、それが青春か。

  • ぶんこ

    他人は自分のことを気にもしていないのに、四六時中他人の目を気にしていた若かりし日々。そんな痛いような青春が描かれていました。良かったと思ったのは「上映が始まる」自分の障害に甘えることなく、自分で考えて出来ることを開拓していく盲目の女の子りりさん、いいな。「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」の設楽くんと黒猫クロダさんの心の交流?が素敵。「燃」のトロさんの憧れのヴァイオリン奏者静原君への熱いお願いと、バイト先店長の亡き妻への思いとが重なって静原君に火がともったのか。

  • えみ

    秘密をそっと耳元で囁かれたような感覚になる。色褪せた世界をほんの少しだけ煌かせるような細やかな秘密。自分だけが教えてもらえた特別な何かを大事にしたくなる…そんな物語を集めた6話収録の短編集。誰かの幸せ、そのお裾分け。そっと覗かせてもらうようなドキドキ感。何かが欠けている登場人物たちが自分以外の人が持つ“きれい”に触れて、大きくはなくても確実に変化していく心情をパステルカラーで優しく描いた綺麗な一冊。奇跡に向かいあえたら、きらめきを落としても人は輝きを保つことができるのだろうか。そうあって欲しいと切に願う。

  • Ikutan

    『晴れ、時々くらげを呼ぶ』で柔軟な発想に驚いた鯨井さん。綺麗な装丁のこちらは、図書館でおすすめ本になっていたので、読んでみた。こちらは六つの短編で、いずれも主人公は大学生。物理学科の学生による天文学の話や音大生を主人公にした話など、バラエティに富んでいて、鯨井さん博識なんですね。VRの不思議体験やタイムリープなどを取り入れ、切り口も色々で飽きずに読めた。お気に入りはテンポのいい会話が魅力の『ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン』かな。カラフルな宝石ドロップがいいアクセント。鯨井さん、これからが楽しみです。

  • なっぱaaua

    鯨井あめさん2冊目。この方のお話しは読み易い。ほんのちょぴり繋がっている様な感じがする6つの短編集。主人公たちは少し卑屈だったり前に向けなかったり熱を持っていなかったりすれ違っていたりとモヤモヤした感じがすることが多い。それでも何かをきっかけにして変わろうとしたり、背中を押してもらったりするボーイミーツガールのお話。特に「上映が始まる」「言わなかったこと」が好み。主人公の未来に幸あれと思うようなお話しが多かった様に思う。ただ「主人公ではない」だけがちょっとSFで救いようがない結末に少し寂しく感じた。

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