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絵のない絵本 鮎川哲也短編クロニクル1954-1965 光文社文庫

鮎川哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105679
ISBN 10 : 433410567X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

目的のためなら殺人も辞さない身勝手で打算的な男・恵良三平の悪行の数々をブラックユーモア溢れる筆致で描いたファンタジー小説の表題作ほか、密室物、倒叙物、アリバイ崩しからジュブナイルまでヴァラエティ豊かな15編を収録。本格推理の巨匠のレアな短編を年代順に編集した好評シリーズ最終巻は著者のデビュー作にして不朽の名作『黒いトランク』発表前後に書かれた瑞々しい作品ばかりです。

【著者紹介】
鮎川哲也 : 1919年東京生まれ。南満洲鉄道勤務の父に伴い少年時代を大連で過ごす。’43年「婦人画報」の朗読文学募集に佐々木淳子の筆名で書いた掌編「ポロさん」が入選。’49年「宝石」百万円懸賞コンクールに本名(中川透)で応募した『ペトロフ事件』が一等入選。’56年には講談社の「書下し長篇探偵小説全集」の13巻募集に『黒いトランク』が入選。以後、本格物の長短編を数多く発表。’60年に、『憎悪の化石』と『黒い白鳥』で日本探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。2002年9月24日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だるま

    鮎川氏の短編クロニクルの第3弾であり、この巻で完結らしい。3冊の中で本作には最も古い作品が集まっていて、デビューから約10年間に書かれた短編集。全15編で、光文社文庫に未収録の作品に限った様だが、氏の短編は様々な出版社から出ているので、既読の作品も結構あった。既読作はやはり面白く、他は一段落ちる感じ。それでも、外国人作家名義で書かれた作品や、氏の分身が出る作品など、デビュー時から遊び心があったのだなあと嬉しくなった。犯人当て、アリバイ崩し、トリックも色々あり、本格派の出発点だと実感出来るクロニクルだった。

  • コマンドー者

    鮎川氏の作家デビューした頃の最初期の短編を集めている。 本格ものだが、表題作や後半の作品はブラックユーモアものやSFなどもあり貴重だ。当初から本格推理としてのクオリティは高かったのだと実感できる。 ↓下の方 ギャグミステリーの作品を、笑って読めばいいの?って何言っているんだか。こういう読解力のない人は鮎川氏の作品など読まなくていいですよ。

  • Takahide✈Yokohama

    鮎川哲也名義以外の作品も含めた短編集。解説を読む限り作風で名義を分けた訳ではないらしい。『絵のない絵本』鏡に映った人間に刺される(P456)って?女子大の英文科を出たのにまだ二十歳(P457)?『怪虫』「アイモ(P501)」ってカメラの機種名なんだ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A2 )『朝めしご用心』2年前に女子大の英文科を出た(P547)のに21歳(P543)?当時女性は半年経たないと再婚できないはずじゃ…

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