Books

昭和珍道具図鑑 便利生活への欲望

魚柄仁之助

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787220707
ISBN 10 : 4787220705
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan

Content Description

生活を合理的に楽にこなせるように、という願いから生まれた手でハンドルを回す洗濯機、電気も氷も使わない冷蔵庫、非電化のマッサージ器やパワースーツ…。電気などの動力に頼らない非電化、非化石燃料を前提とした道具類。「なに?これ!」の道具類には、しかし「生活するためにはこれが必要だ!」という力強いメッセージが込められている。高度経済成長の波に流されて姿を消していった珍道具の数々をよみがえらせ、手仕事が生活を作っていた時代を振り返る。

目次 : 第1章 冷たいのがイヤ!―人類と洗濯との戦い(ムネタの防水防寒炊事手袋/ ゴム製メリヤス裏防寒防水炊事手袋 ほか)/ 第2章 冷たくしたい!―電気冷蔵庫への長すぎた旅(明治・女学校家事教科書の氷箱/ 大正・家事教科書の冷蔵箱 ほか)/ 第3章 不滅の火なしコンロをたたえよ(日本初の火なしコンロ/ 料理箱 ほか)/ 第4章 もったいなくない暮らしの手帖(富貴蒸煮鍋/ 万福釜フタ ほか)/ 第5章 便利そうで便利でなかったモノたち(富士はやと/ 安全剃刀砥石 ほか)

【著者紹介】
魚柄仁之助 : 1956年、福岡県生まれ。食文化研究家。著書に『食のリテラシー』(こぶし書房)、『台所に敗戦はなかった―戦前・戦後をつなぐ日本食』(青弓社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 鱒子

    図書館本。現在の便利道具の黎明期や、廃れてしまった道具を紹介する本。 1、2章にあたる 洗濯機と冷蔵庫で、本書の半分を割いています。私としては 4章のようなおもしろ道具を期待していたので、ちょっと肩すかし。そして、著者の文章は、基本的に「ですます」調なのですが、変わった表現が唐突にでて来たり…それが本当に唐突で、ユーモアなのかと悩んだり(^◇^;) 面白い切り口の本なのですけれど。

  • 地面を数メートルも掘ると、年間を通じて15度で一定することを利用した冷蔵庫。二段ギアつきの手回しミキサー。時速32kmまで出るエンジンつきローラースケート。昭和は無茶しやがるぜ。 

  • なる

    戦時中から戦後まもない頃までの、高度経済成長になる前の昭和時代の生活をより便利に、豊かにする目的で作られた生活家電の、今になって見れば珍妙ともいえるその道具と広告を掲載している。主に洗濯・食品保存に比重が高いのはいつの時代もそういった苦労が多かったことの証左だし、「専業主婦」に向けた製品の多いこと。加熱した電熱線をタライに突っ込む形状の「投げ込み型湯沸かし器」、気温が安定するといわれる地下に穴を掘って天然冷蔵庫にする「井戸型冷蔵庫」、そもそも道具ですらない「巡回洗濯女」など、読み物として面白い。

  • チョビ

    人間とはたとえ戦争時だろうと「ズボラでありたい」「ラクをしていたい」。しかし肝心なブツと知識がないため、明後日方向に向かったその家事道具に失笑。今の湯沸かしも洗濯機も、掃除機も「うわレトロ」と未来人にバカにされる日も近しwww。

  • 猪子

    先日、台風で電気が止まってしまったお家の方がニュースのインタビューで「便利が悪い」と言っていたのがとても印象的でした。本当に今の時代、電気が止まると、どうにもならなくなっちゃうんですよね。この本に載っているのは確かに珍道具だけど、でも電力や便利に頼らない暮らしも大事なのかもしれない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items