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いいたいことがあります!

魚住直子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784037272906
ISBN 10 : 4037272903
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

陽菜子は、中学受験をひかえた小学6年生。勉強も家の手伝いもするよういわれているが、いそがしい兄は家事をしなくていいらしい。
もやもやした気持ちをかかえてすごすある日、ふしぎな女の子と出会って……!?
あたらしいガール・ミーツ・ガール!

親は、自分が絶対に正しいと思いこんでいる。
自分の子どもだから、絶対にわかりあえると信じている。
でも、正しさはひとつじゃない。
わかりあえるのも、相手の気持ちを大事にしたときだけだ。それは他人同士のときと同じだ。
わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい。
(本文より)


著者紹介


魚住直子
1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞。作品に『超・ハーモニー』『クマのあたりまえ』『いろはのあした』『てんからどどん』などがある。

西村ツチカ
漫画家。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。漫画作品に『さよーならみなさん』『アイスバーン』『北極百貨店のコンシェルジュさん』、装画・挿絵を手掛けた作品に『シンドローム』『赤毛のゾラ』などがある。


編集者より

これって間違ってるんじゃない?と思っても、うまく反論できなかったり、
わたしもこうやってきたんだから、と言われると、そうなのかな、と流してしまうことは、日常でもよくありますよね。

この本の主人公も、母親についてそんな思いを持ってましたが、古い手帳を拾ったことをきっかけに、自分の考えを伝えるようになっていきます。
世の中を変えるスタートは、そんな「ちょっとしたこと」なのかもしれない、と思わせてくれる作品です。

【著者紹介】
魚住直子 : 1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞

西村ツチカ : 漫画家、イラストレーター。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chimako

    YAらしい1冊。親の言うことを何の疑いもなく聞いていたのに、気がついたら「それはちょっと違うんじゃないか」と感じるようになっている。当たり前だと思っていたことが当たり前だと思えなくなる。家事の手伝いをしないと怒られる自分と、何もしないでテレビを観る兄。「○○のため」だと言われても、それがただのおしつけではないかと疑う。自我の目覚めと思春期の始り。スージーの正体は想像に難くないが、同じ思いだった二人は微笑ましく温かい。親は有り難いが時に鬱陶しい。そんな中学生に読んでほしい。すぐ読めるボリュームもうれしい。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

    75/100点 祖母から三代にわたる家庭における仕事と家事における問題を描いた作品。話しの中にファンタジー要素を醸し出しながら母親と娘のお互い不満を抱えた関係の中に、家族の中で生まれる仕事や家事に対して女性が背負わされ続けている問題を描いています。最後の方で家族みんなが気付いて問題が解決したかのようなラストになっていますが、実際は何も解決などしていないのじゃないかな。登場するこの家族全員に共感出来ないままの読書になりました。

  • がらくたどん

    続編が出たので再読。家事も勉強もしっかりね!「そういうもの」「あなたのため」と母は言う。兄や父には「家の事」をさせないのに・・。陽菜子小6、お母さんへのモヤモヤが爆発しそう。言いたい事はたくさんあるのに口から出るのはシドロモドロの言葉ばかり。そんなとき謎のお姉さんが落とした手帳に書かれた言葉に衝撃を受ける。すごい!言いたかった事だ!!大人の事情も少しづつ分かり始める年齢だからこそ「いいたいこと」が巧くまとまらなかったり遠慮があったりでお腹に溜まる一方のモヤモヤを言語化し「わたしの道」を歩き出す背を押す良作

  • とよぽん

    これも読友さんのレビューを読んで知った本。小学校高学年ぐらいから読める児童書だが、親世代の人にもぜひ読んでほしいと思う。子どもは1人の独立した人格をもっているから、決して親の思うとおりには育たない。自分もかつては子どもだったでしょう? そして、ジェンダーの問題も絡んでくる展開ゆえ、ぜひ大人に読んでほしい本としておすすめしたい。面白かったし、考えさせられた。良書。

  • ☆よいこ

    児童書だけどYAぽい。小学6年生の陽奈子は勉強もてお手伝いもきちんとできるお利口な子。でも最近、お母さんに対して不満がつのってきた。お兄ちゃんは家事をしなくてもいいの?勉強しろっていうけど、疲れちゃった。友達の愚痴を言ったら悪口はよくないと言われる。お母さんだって悪口言ってるじゃん。モヤモヤが溜まっていく中、陽奈子は不思議な少女スージーと出会う。スージーの手帳に書かれた言葉「わたしは、親に支配されたくない。わたしは、わたしの道を行きたい」に衝撃をうける。▽わかりやすく読みやすい。お利口女子に読ませたい。

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