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宮本武蔵 「兵法の道」を生きる

魚住孝至

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004311676
ISBN 10 : 4004311675
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan

Content Description

誰もが知る存在でありながら、実は信用できる史料が極めて少ない武蔵。小説や伝説に隠されてきた本当の姿とは。新史料を用いながら生涯を追うとともに、武蔵が到達した思想を「五輪書」を核に精細に読み解く。

【著者紹介】
魚住孝至 : 1953年兵庫県に生まれる。1983年東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本思想、実存思想、身体文化。現在、国際武道大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    宮本武蔵については良くも悪くも日本人の心象には吉川英治の宮本武蔵像というのがすみついていると思います。本当の宮本武蔵はどのような人物であったのか序論で巌流島の決闘について述べられて、生涯を振り返り、最後に「五輪書」についての分析をされています。まあ今までの宮本武蔵像でいいという人も多くいるでしょうが、このような本もあってもいいのではないかと思われます。

  • AICHAN

    図書館本。多くの日本人が知っている「武蔵」は吉川英治の『宮本武蔵』の武蔵だろう。しかし少ない資料を元に描かれたので、その「武蔵」の信憑性は以前から疑われていた。生年や出生地さえ数種の説があり、有名な吉岡一門との凄絶な決闘、佐々木小次郎との対決も事実はかなり違うようだ。とまでは知っていた。新資料でも出たかなと思ってこの本を借りた。よく調べよく論証されていて、これが「武蔵」に一番近い見方のようだと思った。晩年の武蔵が演じてみせた、相手をおさえて手出しさえできなくする技の理合いにも触れていて興味深かった。

  • 1.3manen

    安土桃山〜江戸にかけて生きた。『五輪書』以外に『兵道鏡』は知らなかった。後者は、28箇条あり、4部分。太刀を持つ基礎的心得、円明流の形(かた)、太刀違いの心得、実戦心得、最後に、跋を置く構成(43頁)。大名の心得として、文武、芸能を要求されたようだ(56頁)。武蔵は50歳が転機だったようだ(67頁)。剣術術理(91頁)。作法の大事さを教えてくれる。太刀取様、身のかかり、足ふみ、目付、心持。99頁の墨絵は、ラスキンの指摘した美のようで素晴らしい。『枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)』で、鵙(もず)が上手に均衡。

  • うさを

    武蔵を伝説のなかから現実ないし史実のなかに蘇らせる。伝説的なエピソードの多くは創作として退けられるが、それでも残ったエピソードが武蔵の異質さを際立たせる。中でも異質なのは、『五輪書』を筆頭とするその伝書類だろう。道を求めた先の真理は、言ってみれば誰にでも開かれているものなので、江戸中期に流行ったような秘伝とか、奥義みたいなものをわざわざ用意する必要はない、というのは科学的な発想だと思った。

  • やま

    面白かった。宮本武蔵の晩年は不遇で浮世離れした世界に入っていったと勝手に思い込んでいたが、城下町の町割りを任されたり熊本藩の客分と厚遇されるなど、地に足を着けた人物像がかえって新鮮だった。

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