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静かな基隆港 埠頭労働者たちの昼と夜

魏明毅

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097297
ISBN 10 : 462209729X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

台湾北部の港街・基隆を舞台に、グローバル資本主義の拡大を背景とした港湾労働者の盛衰を描く悲哀のエスノグラフィー。金鼎獎受賞作

【著者紹介】
魏明毅 : 1971年、台湾生まれ。心理カウンセラー。長年にわたりソーシャルワーカーの指導に携わる。2008年、新たに人類学を学ぶため、仕事を辞め、清華大学人類学研究所へ入学。修士論文をもとに書き上げた本書で、台湾で最も栄誉ある文学賞とされる金鼎奬(第41回)、2017年台北国際ブックフェア大奬(非小説部門)を受賞。2023年にはカウンセラーとしての日々を綴った“受苦的倒影:一個苦難工作者的田野備忘録”(台北:春山出版、2023)でOpenbook好書奬「年度生活書」を受賞した

黒羽夏彦 : 1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2014年より台南市在住。現在、国立成功大学大学院歴史学研究科博士課程在籍。南台科技大学応用日本語学科非常勤講師。専門は台湾史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • DEE

    一時は隆盛を極めたものの、埠頭の民営化や積荷の減少により「死港」となってしまった基隆港。そこで働いてきた肉体労働者たちや間接的に関わった労働者たちとその家族に関するルポ。かつては家に帰れないほど仕事と遊びに忙しかった労働者が、仕事がなくなった今家に帰るも、そこにもう居場所はない。弾き出された悲哀に満ちている。

  • minamimi

    基隆港は観光地だと思っていたから、その前の港の賑わいと世界のグローバル化で「死港」になって、観光地化していたのか。男らしさやマチズモを「ガオ・ラン」と言うそうで、最近読んだ「その男らしさはどこからきたの?」を思い出す。 著者がいうように、港湾労働者たちが新自由主義の被害者であることは確かだけれど、家に残された家族たちもまた被害者なのだろうから、そちら側の話も載っていればよかったな。

  • ゆうろう

    某難関私大内の書店で思わず手にとった。が、なんと地元図書館にも在庫あり!ということで、早速借りた。う〜ん、確かに基隆港は最盛期の賑わいからは程遠いのだろうが、「死港」となりつつあった(P104)、グローバルなネットワークから切断されてしまった(P114)などの表現はちと大袈裟過ぎないか?と思う。基隆港で働く労働者は必ずしも地元出身ではない、基隆の自殺者数が台湾全土で上位等、初めて知った。ガオラン気質の輩は人目を気にしすぎやしないか?もっとノホホンと生きなっ!?訳は総じて良いと思うが雑貨船はなんだかなぁ。

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