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セデック・バレ

魏徳聖

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309920542
ISBN 10 : 4309920543
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誇り高き狩猟民族・セデック族。一族の尊厳を胸に秘め、日本軍に抗戦するが、近代兵器の前に次々と散っていき……。日本統治下の台湾で起きた悲劇「霧社事件」の真実に迫る歴史小説。

【著者紹介】
魏徳聖 : 1969年、台南生まれ。映画監督・脚本家。2008年、『海角7号君想う、国境の南』を発表し、台湾国内において史上2位となる興行成績を収める

嚴云農 : 1975年生まれ。台湾の小説家・作詞家。『海角7号君想う、国境の南』の挿入歌・『国境の南』で作詞を手がけ、“台湾のアカデミー賞”と呼ばれる金馬奬において最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞している

水野衛子 : 通訳者・翻訳家。慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。1995年から、中国映画の字幕翻訳を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 乙郎さん

    本国では2011年刊行。日本統治下の台湾で起きた抗日運動のひとつ、霧社事件を描いた映画のノベライズ。文学作品としては思うところあるものの(恐らく元の事件に関するノンフィクションに当たった方がよいのでは)、この事件を娯楽作品として残すことの意義を感じた。日本の支配が悪であるということは前提として、ではセデック族の信仰について現代の人間として賛成できるかというとそうではない。しかし、そこには確かな誇りがあり、それを尊重することの意義がある。その意味では昨日書いた『覇王別姫』にも近い話なのかもしれない。

  • ののまる

    「霧社事件」。台湾の日本植民地時代を盲目的に肯定する人っているけど、こうした歴史もちゃんと知らないと。

  • くれの

    霧社事件を知りたくて気安く読み始めると出草シーンの緊迫感に唖然としました。セデック族の彼らが決死の蜂起に至る心情が緻密に描かれ、アイヌと同様に原住民の思想を排斥した本土の悪しき統治政策があった事実は否めません。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B。昨年公開された台湾映画の原案のノベライズ本。台湾原住民のセデック族が台湾を植民地にした日本の警察や行政の圧制に対して反感が鬱積していく。そして、ついに1930年に日本人が集まった小学校の運動会に300人のセデック族の戦士たちが切り込んでいく。200人近くの日本人を惨殺し、首を刈った。日本軍と警察は制圧に乗り出すが、勇敢な戦いぶりのセデックバレ達に対して有効な成果を上げられないまま、最後の戦いへと進んでいく。帝国主義時代の日本がどんな統治をしたのか、冷静に評価する必要があると思った。

  • 紙虫

    あの映画のノベライゼーションが翻訳されたと知り、読了。解説にあるとおり内面の表現が多い分、「原住民」の考え方がストレートにわかりやすくなっている。野蛮で稚拙な思考のように思えるが、シンプルで自然に近い思想なんだよなあ。しかしノベル化の限界、小説としては今一歩と感じた。ちなみに、あの時代日本に空軍てなかったのでは?

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