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ミロのヴィーナスはなぜ傑作なのか? ギリシャ・ローマの神話と美術 小学館101ビジュアル新書

Shuji Takashina

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098230297
ISBN 10 : 4098230291
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

ヨーロッパ文明の源泉であるギリシャ・ローマ神話の世界を、古代から20世紀に至る巨匠たちがどのように描いてきたのか?ヨーロッパ美術の歴史における名画の数々を具体的にとりあげ、それらの意味や図像の解釈などを踏まえて、数多くの美麗な図版とともに、わかりやすく解説。ヨーロッパ美術の成り立ちと変遷を、それを生み出した精神を通して読み解く入門書。

目次 : 第1章 ミロのヴィーナスはなぜ傑作か?/ 第2章 二人のヴィーナス/ 第3章 「神々の王」の恋物語―ゼウス/ 第4章 悩み多き女王神―ヘラ/ 第5章 女神たちの美のコンテスト―アテナ/ 第6章 厄災の卵を産んだ娘―レダ/ 第7章 残酷純潔な月の女神―ディアナ/ 第8章 追い回される娘―ガラテイア/ 第9章 花を差し出す女神―フローラ/ 第10章 黄金の誘惑―ダナエ

【著者紹介】
高階秀爾 : 1932年東京都生まれ。美術史家。東京大学名誉教授。大原美術館館長。東京大学教養学部卒業。2012年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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西洋絵画を見ているとキリスト教やギリシャ...

投稿日:2021/04/18 (日)

西洋絵画を見ているとキリスト教やギリシャ・ローマ神話に関する知識を得たいと思うようになり、手にしたのが本書。高階先生のわかりやすい説明でギリシャ・ローマ神話に出てくる女神や関連の絵画の知識を得ることができます。

タラ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaori

    ルネサンス以降の美術をギリシャ・ローマ神話を題材とした作品をもとに解説。今までそういった作品は何冊か読んできたが、何故その作品が美しいのか?幾何学的要素や、踏襲されてきたり、時代背景により変化する構図にも踏み込んで解説しているところが目新しくとても良かった。小さいながらも全ての図版はカラーで、場合によっては拡大した部分図まで収録されていてとても親切。私も初心者の域はまだまだ出ていないが、西洋絵画初心者には正にオススメだと思う。「詩は有声の絵、絵は無声の詩」その意味を理解できる良書。

  • Francis

    10年間積読。高階秀爾先生の本を10年間も積読してしまうとは神をも怖れぬ行為である(^^;高階秀爾先生によるギリシャ・ローマ神話をテーマにした西洋絵画の解説。面白くて一日で読了。それにしても高階先生は良く調べているし、良く知っておられる。高階先生を越える西洋美術史家は恐らく当分現れないだろう。

  • 遊未

    八頭身、コントラポストという動きのあるポーズ、裸体と衣服が顕す美。その流れがギリシャ、ローマ神話を取り扱った絵画に流れていきます。本のサイズは小さいながら、全てフルカラーで時代はルネサンス中心という(自然にそうなってしまうけれど)私にとっては願ってもない内容。ギリシャ神話のキャラクターの変化を追うのも面白い満足の一冊でした。

  • ハチ

    ギリシャ神話のワンシーン。ヌードを描くこと。美のカノン。一つのテーマごとに年代を経てどう表現が変化するのかを大局的に見ていける。深いなあ。アキレス腱やピグマリオン効果などの起源も紹介されて、面白い!

  • Akiro OUED

    ミロのヴィーナスは、右手でずれ落ちる衣服を抑えていたが、左手は何をしているのか。左手がコントラポストの延長線上にあるなら、パーで挑みかかる男を押し留めようとしていたに違いない。彼女が美の基準だという主張には頷けるにしても、本書に登場する裸の女性たちは寒くないのだろか。

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