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高階杞一詩集 ハルキ文庫

高階杞一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758439312
ISBN 10 : 4758439311
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 南雲吾朗

    書いてある文章が面白くて、ちょくちょく覗いている読友さんのブログがある。そこでこの詩集の紹介がされていた。普段それほど集中して詩集というものを読まないのだが、この詩集は紹介にあった様にすっごく良い詩集で夢中になって読んでしまった。特別な言葉もなく極めて平素の言葉なのに、涙が止まらないほど泣けたり、ほんのりと笑いがこぼれたり、しみじみと心に染み入る詩があるのだという事を、初めて知った。いやぁ〜参った。こんな素晴らしい詩集に出会えたなんて…本当に読友さんに感謝です。

  • 寺の始まりさバニーガール

    手頃に読める詩集と言えば、あのビニールのカバー付きの現代詩文庫だろうが、このハルキ文庫の詩集シリーズもすごく良いと思う。特にこの高階杞一詩集は挿絵も詩とシンクロしており、素晴らしい。この人物の小ささと世界の広さ。可愛らしさと淋しさが、高階杞一の詩の世界をよく現していると思う。名作『早く家へ帰りたい』以外の詩集でも、亡き愛息への追憶が出てきて、読んでいる私の呼吸が乱れる。切ない。でも高階さんを一生包む愛の思い出だろう。好きな人間がいた、愛した人間がいた、その人に私も愛された。一生を支える杖だと思う。

  • えりか

    死をダイレクトに詠む。それはこちらまで痛くなる。悲痛。でもなんだろう…、痛さの中にちょっとだけ悲しい暖かさが流れ込んできた。大切だったあの人と重ねてしまった。悲しみを表現するのは、きっととても辛くて苦しくて、でも心にためておくこともできない、吐き出す場所が必要で、「あなただけではない」と誰かとわかり合うことも必要で、いつまでも悲しんでいいんだよ、何度でも思い出していいんだよ、と。そうしてゆっくりと少しづつでも乗り越えていくのかもしれない。私はあなたの詩で慰められた者一人です。

  • kochi

    9月のポエカフェ課題本。参加できなかったので、自習。『早く家へ帰りたい』(夏葉社)は読んだことがあり、幼い子供を亡くした詩人の体験が描かれていて、子を持つ親には辛い内容。旅先から家に帰ると、難病の子供が死んでいた。現実を受け入れられない詩人が、子供がいたずらしたと思われるCDプレーヤーを操作するとサイモンとガーファンクル「早く家へ帰りたい」が流れる。「ぼくは早く家へ帰りたい/時間の川をさかのぼって/あの日よりもっと前までさかのぼって/もう一度/扉をあけるところから/やりなおしたい/」

  • GORIRA800

    手軽に読める作品だからこその温かみがあると感じられた 詩は個人的に現代詩みたいなわかりにくいものよりも温かみの強い今作品のような作品の方が好きだ

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