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自然史博物館の資料と保存

高野温子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784254103069
ISBN 10 : 4254103069
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

◆自然史博物館員である執筆者たちが、収蔵資料(標本)について、取り扱いから作製法、保存の仕方まで丁寧に解説。
◆令和4年の博物館法改正によって努力義務化され、注目を集めている各種標本のデジタル化や、データベースの活用方法、アウトリーチについてもくわしく説明する。

【主な目次】
0章 自然史博物館と自然史標本―その特色と期待される役割の変化―

1章 自然史博物館における収蔵資料の種類
 1.1 化石
 1.2 岩石,鉱物など
 1.3 植物
 1.4 昆虫
 1.5 無脊椎動物(昆虫以外)
 1.6 魚類
 1.7 脊椎動物(魚類以外)

2章 自然史標本の作製方法
 2.1 化石,プレパラート
 2.2 岩石,鉱物など
 2.3 植物
 2.4 昆虫
 2.5 無脊椎動物(昆虫以外)
 2.6 魚類
 2.7 脊椎動物(魚類以外)

3章 自然史標本の整理方法
 3.1 化石
 3.2 岩石,鉱物など
 3.3 植物
 3.4 昆虫
 3.5 液浸標本(脊椎動物,無脊椎動物)
 3.6 脊椎動物(乾燥標本)

4章 自然史資料の保存
 4.1 地学系資料
 4.2 生物系の乾燥標本
 4.3 液浸標本

5章 自然史資料を見せる
 5.1 展示
 5.2 アウトリーチ
 5.3 教育普及活動での活用
 5.4 収蔵しながら見せる―魅せる収蔵庫―

6章 自然史標本を利用する
 6.1 調査,研究
 6.2 シンクタンク,レッドデータブック編纂

7章 自然史資料のデジタル化―標本画像撮影法―
 7.0 資料デジタルアーカイブ作成上の留意点
 7.1 化石の撮影方法
 7.2 植物標本の撮影方法
 7.3 昆虫標本の撮影方法

8章 自然史資料公開データベース
 8.1 S-Net,GBIF,その他自然史資料に関するデータベース
 8.2 jPaleoDB(日本古生物標本横断データベース)
 8.3 昆虫類のデータベース
 8.4 植生資料データベース―物理的に収蔵できない自然の姿を後世に伝える観察資料―
 8.5 クモ類のデータベース

9章 自然史資料収蔵のための施設整備
 9.1 自然史資料に必要な収蔵庫施設
 9.2 資料収集の中長期計画
 9.3 収蔵庫の管理計画

10章 自然史博物館の運営
 10.1 館維持運営費と予算の内訳
 10.2 自然史博物館における職種と組織体制
 10.3 自然史博物館間の連携
 10.4 博物館友の会,ボランティアなどとの連携

【著者紹介】
高野温子 : 大阪市立大学大学院理学研究科博士後期課程修了。現在、兵庫県立大学自然・環境科学研究所教授。兵庫県立人と自然の博物館主任研究員・研究部長。博士(理学)

三橋弘宗 : 京都大学大学院理学研究科博士前期課程修了。現在、兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師。兵庫県立人と自然の博物館主任研究員。修士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シロうさぎ

    掲載されている、携帯にダウンロードするだけで簡単に作れる3D画像ソフト紹介、がとっても役に立った。京都の博物館で縄文展をやっていたので、さっそく活用してみた。お気に入りの遮光器土偶が上下左右360度眺められる3D画像が撮れて大満足です。

  • ☔(sub2)

    069(博物館)図書館本。朝倉書店2024年11月1日発行。〈流〉◎、自然史博物館がどのように資料とその保存について考えているかを纏めている。専門性が高くてこれが図書館にあるのが個人的には嬉しい(もっと言えば最寄り館にあれば尚よかった)。網羅的な解説がしてあるのがうれしい。

  • 風見草

    自然物の標本の種類や作り方や撮影方法や保管設備、そしてデータ化や整理の仕方、資料の活用や企画、博物館の運営など実践的な内容。保存用の薬液の法令抵触や予算の1%くらいしか研究費が出せないなど舞台裏も伺える。学芸員でなくても博物館の標本に関心がある方、科博のファンの方が読んでもおもしろいかも。

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