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移民政策とは何か 日本の現実から考える

高谷幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409241240
ISBN 10 : 4409241249
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

移住労働者の定住化を阻止するという政府の方針は、彼らの人権を侵害し、使い捨てにすることを意味する。一方で長期的にみれば、ここには人を育てるという視点がない以上、日本社会の持続可能性をも奪うだろう。移民研究の第一人者が結集し、政策転換に向けて必要な視座を提示する。

目次 : 移民社会の現実を踏まえて/ 労働―人材への投資なき政策の愚/ ジェンダー―格差是正のための政策にむけて/ 出入国在留管理―非正規移民への対応を問う/ 社会保障―「外国人性悪説」を超えて/ 教育―子どもの自己実現のために言語と文化の保障を/ 多文化共生―政策理念たりうるのか/ 移民排斥―世論はいかに正当化しているか/ 反差別―独立した人権機関の設置が急務だ/ 国籍・シティズンシップ―出生地主義の導入は可能か/ 技能―日本的理解を刷新するとき/ 生活世界の論理による政策を実現するために

【著者紹介】
〓谷幸 : 大阪大学大学院人間科学研究科准教授。移住者支援NGO勤務、日本学術振興会特別研究員(PD)、岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授などを経て現職。専門は社会学・移民研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ののまる

    単純労働者はたくさん欲しいけど日本に定住してほしくない、家族を持って欲しくない、労働搾取するだけして使えなくなったらさっさと帰国して欲しい、という日本の「移民政策」は、本当に人間を人として思っていない。世間もそう思っているのか、単に無関心なのか。日本は完全に移民社会であるしそうでないと成り立たないし、ルーツを外国に持つ子ども本当にたくさんいる。「在留資格」を確認してから友だちになる人はいない。

  • 瀬希瑞 世季子

    改定法は外国籍者の生活の要所要所において入管法に基づくチェックと届出を義務化させる。自治体や企業、学校、家族などの様々な制度、機関を入管の「下請け」として機能させるのである。

  • 抹茶ケーキ

    移民政策についての論集。トピックは入国管理、多文化主義、社会保障など。移民政策にはいろいろと論点があるので、きちんと問題を整理していく必要があるんだろうな。

  • えゆ

    オーバーステイも法違反だし強盗や殺人も法違反だが、程度や種類が異なる⇒オーバーステイによる収容はやりすぎだ、というのは、いやいや違うでしょ、って感じ。 なんか、日本に入国した人は、法に触れてても日本国が生活を保障して守ってあげなきゃいけないの?そんな人と仲良く暮らしていかないといけないの?それが共生社会??違うでしょ、と。 少子高齢化が止まらなくて、日本という国が存続するためには移民による人口維持が必須なのかもしれないけど、誰でも彼でも共に生きていけるとは思えないなー。 まあ、いろいろ考えさせられました。

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