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スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか

高見幸子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784772610544
ISBN 10 : 4772610545
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スウェーデン防衛研究所を中心に防衛大学、農業庁、スウェーデン農業大学、食品庁、放射線安全庁の協力のもとで作成された「プロジェクト・どのように放射能汚染から食料を守るか」(1997〜2000年)の成果。

目次 : 1章 チェルノブイリ原発事故からの警鐘(チェルノブイリ原発事故から学んだこと/ 役割分担と準備体制/ 情報提供の重要性/ ふたたび原発事故が起きたら)/ 2章 放射線と放射性降下物(電離放射線とその放射線源/ 放射線が人体に与える影響/ 放射性降下物の特徴)/ 3章 放射性降下物の影響(スウェーデンの農業・トナカイ飼育と食品の消費動向/ 食品への放射性物質の移行/ 農業における放射性物質の移行を左右する要因/ 心理的、社会的影響、労働環境への影響、経済的問題)/ 4章 基準値と対策―食品からの内部被ばくを防ぐ有効な対策(食品に対する基準値をめぐって/ 農作物の栽培における放射能汚染対策/ 家畜の飼育・放牧地・牧草栽培における放射能汚染対策/ 食品加工業における放射能汚染対策/ 家庭における汚染対策/ 戦略的行動が必要)

【著者紹介】
高見幸子 : 1974年よりスウェーデン在住。スウェーデンへの環境視察のコーディネートや執筆活動等を通じてスウェーデンの環境・持続可能な発展の模範事例を日本に紹介している。国際NGOナチュラル・ステップ・ジャパン代表。企業・自治体の環境教育や環境コミュニケーションのファシリテーターとして活動中

佐藤吉宗 : 1978年生まれ。鳥取県米子市出身。京都大学経済学部卒業。2000年にスウェーデンへ交換留学をしたことがきっかけとなり、同国で経済学修士号を取得した後、欧州安全保障協力機構(OSCE)での研修を経て、現在スウェーデン・ヨーテボリ大学経済学部博士課程在籍。専門は投資・生産性分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くまこ

    スウェーデンが提示した、放射能問題への具体的対処を記した本。まず現実としてリスクを認識し、できる範囲でそれを回避していこうとする姿勢が、とても参考になった。今の日本においては、原発がいいとか悪いとか観念的な論争をする前に、やらなければならないことは多い。多すぎる。

  • ななみ

    チェルノブイリ原発事故による汚染に晒されたスウェーデンが事故後に歩んだ苦難の道を記録した本です。日本の読者はこれを読んで絶望と希望を感じることでしょう。絶望とは日本の事故対応がどうやらまずい方向に向かっているということ。一方でスウェーデンですら当初は適切な対応が取れず混乱し、それにも関わらず最終的には現実的なレベルで事態の収拾に成功しているということには希望の光を感じます。「放射能汚染に有効な対策はある」という言葉で締めくくられた本書をあえて緊急出版された関係者の方々には心より敬意を表したいと思います。

  • 井上岳一

    チェルノブイリの事故を発見したのは実はスウェーデン。国境を接するスウェーデンは、チェルノブイリの事故で深刻な放射能汚染を経験した。その時の経験から、どうしたら放射能汚染の影響を最小限に抑えることができるか、研究を積み重ねてきた。。その研究成果の中から、今の日本に役立ちそうなことを集めて一冊にまとめた本。原発がダメだと叫ぶのはいいが、その前にやることがある、と気付かせてくれる一冊。また、仮に日本が脱原発しても、中国には原発がある。その原発事故の影響からどう守るのか?スウェーデンのプラクティカルな思考に学びた

  • ねええちゃんvol.2

    ★★★ 水は大丈夫みたいだけど、牛乳は不安。

  • coolflat

    放射能があると言う前提で、現実な対応をつらつらと、特に食品関係について書いてある。市民も学び取れることが多くあるのだが、あくまでも行政や農業関係のための対策である。特に、これから脅威になるであろうセシウムの対策についてかなり占められている。

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