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憲法改正とは何だろうか 岩波新書

高見勝利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004316459
ISBN 10 : 4004316456
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

憲法改正とは最高法規である憲法を変更する最高の権力作用だ。改正による体制転換のシナリオの考察からその帰結を抉り出す。現憲法の改正規定第九六条の成立過程をたどり、歴代首相の封印を解いた戦後六〇年の「改正手続法」の問題点と、安倍首相の憲法観の危うさまでを論じる。およそ憲法改正を議論するには必読の書。

目次 : 第1章 憲法を変えるとはどういうことか(憲法の安定性をどう考えるか/ 主権者をめぐる理論/ 憲法改正は最高の権力作用/ 改正規定の改正は可能か)/ 第2章 憲法改正規定はどのようにして作られたか(天皇から国民へ―憲法改正問題/ マッカーサー草案と第九六条)/ 第3章 憲法改正手続法はどのようにして作られたか(なぜ、遅れたのか―歴代首相の封印/ 憲法第九条改正論と手続法整備論がワンセット/ 安倍首相の手で)/ 第4章 憲法改正手続の何が問題か(国民投票をどう設計するか/ 国民投票運動の自由と制限/ 改正の発議は/ 改正の効力は)/ 第5章 憲法改正にどう向き合うか―安倍首相の憲法観と立憲主義(権力分立原理が欠落すると/ 危険きわまりない改憲論者)

【著者紹介】
高見勝利 : 1945年兵庫県淡路島生まれ。1974年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。現在、北海道大学名誉教授、上智大学名誉教授。専攻は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りんりん

    憲法改正の歴史、手続き論。安倍晋三の改憲論のなんと薄っぺらいことか。こんなことで憲法を変えられてたまるか。

  • どら猫さとっち

    憲法を改正することは何か。本書はそれを追究していく、改憲で問題している今読んでおきたいうってつけの一冊である。憲法を変えるというのは、多くの困難とリスクを抱えなければいけないということがわかる。同時に、安倍首相が企てる改憲には危険性があることを危惧している。本書を読めば、憲法は何のためにあるのかを考えるはずだ。

  • Haruka Fukuhara

    岩波系の本だとまっとうな学者によるものでもあまり冷静でない論が展開されていることがあって、今回も戦々恐々としつつページを捲った部分もあるのですが、この本はそのようなことはなくとても参考になるものでした。他にもいろいろと興味深いテーマで本を書かれているようなので機会があれば紐解いてみたいみたいです。

  • 色々甚平

    憲法改正とはなんぞやという所から始まり、日本での憲法改正手続き成り立ち歴史、そして、現在どう向き合うかという流れで構成されている。やはり注目するのは現在の部分。国民投票に関して最低投票率制度が導入されなかったので賛否関わらず、どれだけ投票率が低くても、その低さの中での過半数で決まってしまうことは覚えておきたい。この制度導入しなかった事も述べられているので参考にしたい。この本は改正する内容でなく、憲法改正それ自体についての本なので、これから先再び直面するかもしれないので知っておいて損はない。

  • kadoyan

    安倍首相が、2020年の憲法改正を目指す発言をしたが、それを見据えたかのような本だった。厳密な法律的用語で書かれ難しい面もあ?が、96場の成立背景や国民投票法の成立過程、そして安倍首相の改憲の狙いなどがよくわかる。憲法論、改憲論を捉え直させる良書だ。

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