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亜細亜熱帯怪談

高田胤臣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794970541
ISBN 10 : 4794970544
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

タイ在住二〇年の作家が紹介する、アジア最深部に広がる怪異譚。大量の死者が出た火災現場で起こる怪異、なぜか続発する交通事故現場、宿泊客には知らされない「出る」ホテル、霊が毎夜やってくるスナックから、謎のシマウマの置物や人力車の幽霊(?)まで、一挙紹介。タイに根づく精霊信仰と日本の共通項とは何か。東南アジアの文化や観光スポットを、怪談を切り口に探究する試み。古典的な怪談から最新の現代奇譚までを網羅した決定版。

目次 : 1 語り継がれるタイの怪談(メーナーク/ ポープ ほか)/ 2 国内で起こった本当の怪談(現王朝初期の中心地にある王宮周辺/ 報道番組で取り上げられた心霊現象 ほか)/ 3 タイ現代怪談巡礼(ペッブリー通りのガス爆発/ 人気クラブ「サンティカ」の跡地 ほか)/ 4 東南アジア各国編(ベトナム社会主義共和国/ カンボジア王国 ほか)

【著者紹介】
〓田胤臣 : 1977年、東京都出身。98年に初訪タイ後、タイ語留学を経て2002年からタイ在住。現地採用者として会社員をしながら執筆活動を続け、11年『バンコク 裏の歩き方』(彩図社)からライターを専業に。現在はタイを中心に東南アジア各国で取材を進め、書籍、雑誌、ウェブ、電子書籍などで執筆する

丸山ゴンザレス : 1977年、宮城県出身。考古学者崩れのジャーナリスト、編集者、國學院大學学術資料センター共同研究員。國學院大學大学院修了後、出版社勤務を経て独立。現在は世界各地で危険地帯やスラムなどの取材を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    何となく熱帯の夜は、ねっとりとして闇が濃いイメージがある。本書はタイを中心にそんな東南アジアの階段を紹介した一冊。内容も現地に伝わる妖怪の類から、タイの現代怪談や事件の跡地の話、タイ以外の国の話と夜に負けず濃い話ばかり。タイのピーの話はたまに聞くことがあるけど、これほど細分化されている事を初めて教えられる。それにも増して興味深いのはやはり現地での怪談話。事件現場を因縁とするのは洋の東西、我が国他国を問わないけど、その表し方に文化コードの違いみたいなのが見えて興味深いなあ。表紙もわかってて、いい一冊でした。

  • qoop

    怪談を通じ、タイを中心とした東南アジア各国の精神文化を紹介した一冊。怪談を支える怖さの質・現象そのものがこうまで違うのかと感心する。階段でおなじみのシチュエーション、例えば…同じタイミングで同じに思える体験をしていても、Aには黒い影が、Bには女が見えた…のような差異が、異なる文化においては一層顕著なのかもしれない。体験を意味づけるものは文化であり社会的表象なのだろう、と。興味深く読んだが、ベタに怖がらせようとする描写はどこまで効果的だったか。むしろ主観を配してルポに徹した方がコンセプトと合っていたのでは?

  • h t

    タイの心霊スポットとか。事件や事故で人が死んだ場所にはシマウマの置物が置かれるらしい。

  • Lighthouse Keeper

    表紙イラストの眼ヂカラにやられてしまったクチ。タイトルは"熱帯怪談"だが、稲川淳二の怪談話のように怖さを味わうというよりは、霊を身近に感じながら暮らしていくというタイの人々の「日常観」みたいなものを知る、そんな本。後半では周辺東南アジア諸国にも足を伸ばすが、馴染みのシンガポールはあまりピンと来ず。オーチャードの辺りは人工的すぎて、昔ながらの霊とか似合わなさそう。

  • pjolpjol

    総ページ数540の分厚い本。田胤臣氏の心霊スポット探訪記です。目の付け所は素晴らしく記事のうちタイが大半を占めますのでタイ好きで在り来たりの観光スポットでは満足できない人には、この本を頼りに心霊スポットを巡るのも良いでしょう。本書の難点といえば、@ 文章が読みにくい これは私だけかもしれませんが、文章スタイルが馴染めず、スッと頭に入って来ない。A 写真が汚い。もう少しきれいな写真を載せて欲しかった。B 心霊スポットに絡めて話があれこれ飛ぶのですが詰め込みすぎ。 とはいえタイ好きにはお勧めの一冊です。

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