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Qed 神鹿の棺 講談社文庫

高田崇史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065350133
ISBN 10 : 4065350131
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan

Content Description

茨城県の山中にある寂れた神社の宝物庫にあった陶製の大瓶の一つから、
膝を抱える体勢をとった古い白骨死体が発見された。
その話を友人のフリージャーナリスト、小松崎から聞いた桑原崇は、
大瓶と神社の祭神に興味を抱き、棚橋奈々を含めた三人で茨城へ向かうのだった。
 警察や郷土史家らが出入りするなか起きる新たな殺人。
その死体もまた瓶に入れられていた。
QEDシリーズ長編!




【著者紹介】
高田崇史 : 昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞し、デビュー。歴史ミステリを精力的に書きつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • よっしー

    こちらも文庫版で再読です。今回は東北三社について!! 前々から行きたいとは思っている神社が沢山出てきているので、個人的には嬉しかったです。ただ…この本を読むと純粋にパワースポットだと喜べなくなるんですよね。歴史には必ず裏があるというのは理解しているつもりですが…特に閉鎖的な村などのしきたりにはやるせなさを感じてしまいます。

  • 空のかなた

    護国寺と増上寺、寛永寺の三ツ葉葵の三寺で二等辺三角形を作り、真ん中に位置する江戸城を結界で守った。今回は常陸国=常世の国(あの世)にある古の謎を紐解いていく。鹿島神宮奥宮と鳥栖神社、香取神宮奥宮も直角二等辺三角形の結界をなしている。しかもわざわざ807年に勅命で遷座してまでその結界を作り上げた。その中央の外浪逆浦に封じ鎮魂ている怨霊が浮かび上がる。人柱、人身御供、猿田彦神と安曇磯良、阿弖流爲、日本武尊の后弟橘姫の入水の真意と恨み辛みの詩、御頭祭の真意。あまりに情報量が多過ぎて古事記から読み直したい。

  • イシカミハサミ

    今回の舞台は鹿島神宮。 “神宮”を冠する最古の神社は 伊勢神宮 香取神宮 鹿島神宮 の3つだったということで、 これは何もないわけがない。 東のほうの考察は 鎌倉時代くらいの話が中心な気もするし、 個人的に好きな有史以前の時代の東の動向は まだまだ深掘りしてほしいところ。

  • 九曜紋

    高田崇史のQEDシリーズの最新作。舞台は茨城県、常陸国。またか、と思う。縁があるときには読む作品にもなんらかの影響が及ぶもののようだ。井沢元彦が「逆説の日本史」シリーズにより、「井沢史観」を確立させたように、高田崇史にも「高田史観」を認めるべきかもしれない。井沢作品はノンフィクション、高田作品はフィクションという違いはあるものの、膨大な史料に基づき導き出された「言霊信仰」と「怨霊への畏怖」という基軸は共通するものがある。高田作品、可能な限り遡って読む!と決めた!

  • naolog

    もう7〜8年前になるが、潮来に泊まって鹿島神宮、香取神宮をまわった。大洗磯前神社は何度か訪れた。何が祀られているのか、考えながらゆっくり見て回りたいものです。

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