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図書館の魔女 高い塔の童心

高田大介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065386026
ISBN 10 : 4065386020
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

リブラリアン・ファンタジーエピソード0。多様な都市国家の思惑が交差する海峡地域。その盟主、一ノ谷には「高い塔の魔法使い」と呼ばれる老人タイキがいた。歳のころ六、七である孫娘マツリカは、早くに両親を亡くし祖父のもとに身を寄せている。ある日、タイキを中心に密談が交わされた。海を隔てた潜在的敵国・ニザマとの海戦に備えてのものだった。一方、マツリカは好物の海老饅頭の味が落ちたことを疑問に思い、その理由を解き明かそうとする。国家の大計と幼女の我が侭が並行し、交錯していく…。

【著者紹介】
高田大介 : 1968年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早大、東京藝大などで講師を務めたのち渡仏。専門分野は印欧語比較文法・対照言語学。『図書館の魔女』で第45回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    12年前に読んだ「図書館の魔女」シリーズの最新作は、前作の前日譚ですが、前作の内容をほとんど覚えていません(苦笑) https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000407845

  • ナミのママ@低飛行中⤵️

    『図書館の魔女』シリーズのエピソード0。マツリカはまだ5〜6歳、高い塔は御大のタイキが治めている。第三次同盟市戦争各国が勃発する危機の寸前、それを阻止しようと知恵を働かせる「高い塔の魔法使い」ことタイキ。物語は並行して海老饅頭の味がいつもと違うことに気がついたマツリカ。さて、その気づきからマツリカの取った行動は…。今回は短いお話で内容も軽め。でも後のマツリカの活躍を充分感じさせる内容。そしてこの第三次戦は現在の世界情勢をあらわしているのか?なかなか奥が深い。

  • tetsubun1000mg

    「図書館の魔女」第一作目を読んだのは2013年と10年以上前だったが、鍛冶の村を出たキリヒトが蝋燭の光で図書館の塔を登っていく様子が浮かんでくる。 印象に残るレベル以上に、頭から離れない情景が残る作品でした。 この巻は幼いマツリカが、図書館の館長である祖父の元で育てられた過程を描いたビフォアシリーズだと分かってくる。 本作は第一作目に出てくるハルカゼ目線で書かれているのだが、図書館やその館長や職員の役割が分かってくる。 マツリカが海老饅頭が不味くなった事をきっかけに国や産業を巻き込んでいく過程が面白い。

  • kouya

    続編を期待していたが、マツリカの幼少期の話。図書館は祖父であるタイキが中心だった。中々、真相までが長く言葉も難しく、こういう世界観だったと思い出してきた残ページ数あと2割位かという所で読む手が止まらなくなった。サブタイトルの2文字「童心」の意味が読了後胸に染みる。タイキの怒りの意味が静かに語られた後、戦争をしている国のトップにこの本を読んで欲しいと思った。本当にそれは必要な事なのか。

  • mocha

    長らく待ち望んだ続編。待ち過ぎて内容をほとんど忘れてたけど、読み進めるうちにあの「高い塔」の独特の世界が甦ってきた。今回はエピソードゼロとも言えるお話。起こらなかった出来事の裏に図書館とタイキ老の暗躍があり、マツリカを形造った過去が語られる。相変わらずの語彙の豊かさに圧倒された。まだまだこんなにも知らない日本語があるだなんて、ちょっと悲しくなる。#NetGalley

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