Books

言語の標準化を考える 日中英独仏「対照言語史」の試み

高田博行

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469213911
ISBN 10 : 4469213918
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「正しいことば」はどのように作られるのか?「対照言語史」という全く新しい視点を導入。5つの言語の歴史を比較することを通じて、「標準化」のもつ意味を多角的に考察する。執筆者同士が紙上で知見をやりとりするユニークな構成。

目次 : 第1部 「対照言語史」:導入と総論(導入:標準語の形成史を対照するということ/ 日中英独仏―各言語史の概略)/ 第2部 言語史における標準化の事例とその対照(ボトムアップの標準化/ スタンダードと東京山の手/ 書きことばの変遷と言文一致/ 英語史における「標準化サイクル」/ 英語標準化の諸相―20世紀以降を中心に/ フランス語の標準語とその変容―世界に拡がるフランス語/ 近世におけるドイツ語文章語―言語の統一性と柔軟さ/ 中国語標準化の実態と政策の史話―システム最適化の時代要請/ 漢文とヨーロッパ語のはざまで)

【著者紹介】
高田博行 : 学習院大学文学部教授。ドイツ語史、歴史語用論、言語と政治

田中牧郎 : 明治大学国際日本学部教授。日本語学、日本語史

堀田隆一 : 慶應義塾大学文学部教授。英語史、歴史言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Shinjuro Ogino

    私は全くの素人ながら言語について関心がある。本書は、5言語についてその歴史を対照してくれる。ただし精粗は大きい。仏語は海外のクレオール語の話ばかりで国内の言葉の変化については触れていない。独語の標準化は、ルターの聖書の翻訳の役割が圧倒的(目的はキリスト教の普及)。中国は、元、清と異民族の支配にあったが中国語は温存された。ある表現について2500年間の変化を示した表(p211)が興味深い。見ようによっては余り変化していない。英語はノルマン侵攻(1066)の前から標準化の動きがあり、仏の撤退後、標準化は再開。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items