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ISBN 10 : 4130613111
Content Description
数学の巨人たちの夢の系譜をたどる。オイラー、ガウス、アーベル、ヤコビ、ヒルベルト、岡潔、…。関数概念のはじまりから、リーマンのアーベル関数論、そして多変数代数関数論へ。論文と史実から読み解かれた数学の世界へ、精密で巧みな文章が読者を誘う。
目次 : 第1章 代数関数とは何か―オイラーの関数概念とその変容(関数概念を振り返って/ 関数の世界と曲線の世界 ほか)/ 第2章 カナリアのように歌う―リーマンの「面」の発見(修業時代/ ベルリンの数学者たち ほか)/ 第3章 楕円関数論のはじまり―楕円関数の等分と変換に関するアーベルの理論(楕円関数論の二つの起源―萌芽の発見と虚数乗法論への道/ クレルレの手紙 ほか)/ 第4章 アーベル関数の理論―ヤコビの逆問題の探究(「パリの論文」からアーベル関数論へ/ アーベル積分の等分と変換に関するヤコビとエルミートの理論)/ 第5章 多変数代数関数論の夢―リーマンを越えて(ガウスの『アリトメチカ研究』とヒルベルトの第12問題/ 岡潔の遺稿「リーマンの定理」と多変数代数関数論の夢)
【著者紹介】
高瀬正仁 : 1951年、群馬県勢多郡東村(現在、みどり市)に生まれる。元九州大学教授。数学者、数学史家。専門は多変数関数論と近代数学史。歌誌「風日」同人。2008年、九州大学全学教育優秀授業賞受賞。2009年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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