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ISBN 10 : 4480093664
Content Description
19歳の青年ガウスは、寝床から起きようとしたそのとき、正17角形の作図法を思いついた。それはユークリッド以来の大発見だったが、彼はその先を見通していた。「これはいっそう広範なある理論の系題にすぎない」。初等幾何に露頭した広範な理論とは数論である。古来それが「秘法的な数」のコレクションであったのに対し、ガウスが目ざしたのは数と数の相互関係。無数にある数を同類でくくった合同式の世界を創造し、予感のなかに見え隠れする基本定理を生涯を賭けて捜し求めた。その歩みを数学的に忠実に再現しながら、創造の不思議に迫つた原典講読。「わたしのオイラー」に続く第2弾。
目次 : 1 回想のガウス(『アリトメチカ研究』/ ガウスの数学日記より)/ 2 円周等分方程式とアーベル方程式(円周等分方程式とオイラーの公式/ 代数方程式論におけるガウスの二つのアイデア ほか)/ 3 平方剰余相互法則(平方剰余相互法則の第一証明の発見の日付/ 二次形式の考察のはじまり ほか)/ 4 ガウスの基本定理とルジャンドルの相互法則(ガウスの基本定理とルジャンドルの相互法則/ ルジャンドル記号に関する補足事項 ほか)/ 5 4次剰余の理論(有理整数域における4次剰余相互法則/ ガウス整数域における数論)
【著者紹介】
高瀬正仁 : 1951年、群馬県生まれ。九州大学大学院数理学研究院准教授。専攻、多変数関数論・近代数学史。訳書に『オイラーの無限解析』『オイラーの解析幾何』『ルジャンドル数の理論』(以上、海鳴社)、『ガウス整数論』『アーベル/ガロア楕円関数論』(以上、朝倉書店)などがある。上記の古典数学書の翻訳などで2009年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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515hikaru
読了日:2015/06/21
ハンギ
読了日:2013/04/02
kwmr_
読了日:2011/06/09
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