Product Details
ISBN 10 : 4004313872
Content Description
東日本大震災は、臨海地域の開発に依存してきた近代日本への警告である。無思慮な開発は国土の脆弱性を増し、大水害の危険度は増大している。一方、人々は防災を行政に依存するあまり自助の意識が薄れ、災害の可能性すら考えない。水源地の森林から河口の海岸まで、川の流域全体を統一した保全思想と、防災立国の構想が必要だ。
目次 : 序章 気候変動と水害/ 第1章 社会とともに変わる川(日本の治水/ 水害は社会現象/ 無思慮な開発/ 歴史記録に学ぶ)/ 第2章 川にもっと自由を(堤防という文化/ 信濃川の分水とその後遺症/ 河床の土砂/ 河川事業に伴うマイナスの影響)/ 第3章 流域は一つ―水源地域から海岸まで(国土インフラとしての森林と地下水/ ダムにより水没する人々/ いま平野を水害が襲ったら/ 海岸の逆襲)/ 第4章 川と国土の未来(文明と災害/ ハード対策の限界と新しいソフト対策/ 災害文化の復活/ 水害激化に備える国づくり/ 景観の劣化の意味するもの)
【著者紹介】
高橋裕 : 1927年静岡県に生まれる。1950年東京大学第二工学部土木工学科卒業。現在、日仏工業技術会会長、東京大学名誉教授。専攻は河川工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1.3manen
読了日:2013/11/11
こばこ
読了日:2016/09/05
バジンガ
読了日:2024/02/12
Akiro OUED
読了日:2022/11/17
かわくん
読了日:2012/10/18
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