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ISBN 10 : 4801603238
Content Description
井戸茶碗はかつて朝鮮半島でつくられ、十六世紀初めより茶の湯(茶道)で珍重され、茶碗の中でも“最高峰”とされる。大振りで堂々としたたたずまいの井戸茶碗は、侘び茶の隆盛とともに茶人の間で高く評価され、井戸茶碗 銘「天下一」が豊臣秀吉の茶会で使用されるなど、戦国武将にとって自らの威信を示す憧れの道具でもあった。
今回は高橋義雄(箒庵)の『大正名器鑑』より「井戸茶碗」75 点を全収録、原本の写真とともに、読みやすい現代語訳のハンディな一冊とした。
《著者情報》
高橋義雄(箒庵)(タカハシヨシオ ソウアン)
水戸藩士の家に生まれる。慶應義塾で学び、時事新報の記者を経て欧米視察。その後三井銀行に入社し、三井財閥の重鎮として辣腕をふるう。50歳で引退後は数寄者として茶の湯三昧の人生を送る。『近世道具移動史』『東都茶会記』『万象録』など著書多数。なかでも当時伝来していた名物茶入や茶碗を実見して撮影、記録した『大正名器鑑』全9編は畢生の大事業となった。
【著者紹介】
高橋義雄 : 箒庵。1861年生まれ。水戸藩の下級武士の家に生まれる。慶應義塾で学び、時事新報の記者となったのち洋行。欧米視察後に三井銀行に入社、三井財閥の重鎮として辣腕を振るう。50歳で引退し、以後は数寄者として茶道三昧の人生を送る。幕末から昭和初年までの道具移動と価格の動きをまとめた『近世道具移動史』をはじめ、著作多数があるが、なかでも『大正名器鑑』は畢生のライフワークとなった。高野山霊宝館建設、平家納経副本作成、東京護国寺の茶道本山化など、多くの文化事業も達成した。1937年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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