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北条氏と三浦氏 対決の東国史

高橋秀樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642068680
ISBN 10 : 4642068686
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

有力御家人を次々と排斥した北条氏と、その唯一のライバル三浦氏、という通説は正しいのか。両者の武士団としての存在形態に留意し、『吾妻鏡』の記述を相対化する視点から検証。両氏の役割と関係に新見解を提示する。

目次 : プロローグ 北条氏と三浦氏/ 1 頼朝時代の北条氏と三浦氏/ 2 執権政治のはじまりと和田合戦/ 3 実朝暗殺事件と承久の乱/ 4 頼経時代の義村と泰時/ 5 寛元の政変から宝治合戦へ/ エピローグ 得宗専制体制への道

【著者紹介】
高橋秀樹 : 1964年、神奈川県に生まれる。1996年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。現在、國學院大學文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 「あんな〜に一緒だったのに〜」数多の御家人を粛清しつづけつつも、互いにだけは仲睦まじく幕府を支えてた北条と三浦が、三浦の主戦派に引きずられる形で宝治合戦に突入し、三浦が滅ぶまでの鎌倉史。蒙古襲来絵詞で安達に竹崎季長を取り次いだあしなのはんくわんて佐原系三浦氏だったんか…。安達の家人てことはすぐに霜月騒動じゃんと思ったら、案の定自殺されていた。ウエエエエ…。

  • MUNEKAZ

    「対決の東国史」とあるが、むしろ北条氏と三浦氏がいかに協調し、幕府を盛り立ててきたかに重点が置かれた内容。とくに三浦氏の惣領・義村は、朝廷との交渉を一手に手掛けるなど、北条泰時の執権政治安定期にとって無くてはならない存在であったことがよくわかる。だが、そうした関係も、北条氏、三浦氏双方の世代交代によってあっさり崩れ、宝治合戦の対決に至る。時頼の経験不足、泰村の器量不足もあるかもしれないが、ちょっとした行き違いが武力行使にエスカレートする鎌倉幕府の不安定さを象徴しているようである。

  • スプリント

    源頼朝含む源氏三代を支えた北条氏と三浦氏を中心に 鎌倉時代の歴史を学ぶ。支え合ってきた両家が宝治合戦で戦い、三浦氏が滅ぶまで。

  • フランソワーズ

    プロローグにあるように、協調関係にある中ちょっとした行き違いで決定的な最期につながることの方が多い、というのが、北条氏・三浦氏に関する著者の見解。常に北条氏の側にある三浦義村・泰村の姿勢を北条氏の方も了承し、まさに「協調し合う関係」として、幕府を支えた。その両氏が対決した宝治合戦もイマイチはっきりしないのも、示唆的。→

  • さとまる

    「対決の東国史」というシリーズではあるが、プロローグでも書かれているように北条氏と三浦氏は基本的に対立関係ではなく協調関係を基本としていた。常に北条氏とともに幕府のトップを支える存在であり続け、実朝暗殺黒幕説や和田合戦などこれまで対立軸で語られることの多かった両氏の関係を「対立関係にあったのは宝治元年六月五日の一日だけ、しかもたった六時間」と捉え直している。

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