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三浦一族の中世 中世史

高橋秀樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642058001
ISBN 10 : 4642058001
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

実像が見直されている三浦氏。宝治合戦で滅ぶも佐原系三浦氏や三浦和田氏らは中世末まで存続した。一族の興亡から中世を見つめ直す。

[著者紹介]
1964年生まれ。現在、文部科学省教科書調査官。 ※2015年3月現在 【主要著書】『日本中世の家と親族』(吉川弘文館、1996年)、『古記録入門』(東京堂出版、2005年)

【著者紹介】
高橋秀樹 : 1964年、神奈川県に生まれる。1996年、学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(史学)。現在、文部科学省初等中等教育局教科書調査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ようはん

    平安時代から鎌倉時代末期に至るまでの三浦一族の動向と武士を中心とした政治体制の変化がメイン。三浦義村辺りは執権北条氏のライバル格としてのダーディーなイメージは持っていたが幕府体制の安定に努めた実直な宿老という顔が見えてくる。宝治合戦で嫡流は壊滅したが会津蘆名氏の祖となる佐原氏はもとより、支流は全国各地に残り活動していた事も分かった。

  • 宝治合戦後も傍系の子孫から残った三浦一族からみた鎌倉時代の概説書。殺生石等の伝説として後世に残る三浦氏の姿を描く。北條早雲によって最終的に滅ぼされるあたりの記述はあんまりない。三浦氏のおこりのほうで、白河院の寵童から活躍したとされる平為俊は三浦氏出身かという記載について 「昔、都で華やかな暮らしをしていた親戚がいたらしい」程度の認識ではないかとの記述に、まあそうだよなあと。

  • mk

    宝治合戦を分水嶺とする嫡流断絶ーという三浦氏のイメージを括弧に入れて、「一族」単位での家の存続をテーマとする。三浦義村の京都政界とのパイプを後付けた部分や、近世以前に滅亡した名族である三浦氏を始祖に仮託する動きを指摘した箇所は興味深く、本書全体でも系図史料を軸にした説明にもっとも含蓄が感じられた。通史的な動向への目配りも全体に貫かれているが、家の形成〜展開に至る過程に密着するならば、諸流家が建武政権や室町幕府、鎌倉府など多様な権力に結びつくことで生存競争に乗り出した14世紀の叙述に紙幅を割いてほしかった。

  • 鈴木貴博

    三浦一族について、その支族の佐原氏や和田氏等も含め、その”神話”時代から主要な活躍の舞台であった源平合戦の時代・鎌倉時代を経て江戸時代に至るまでを概説。宝治合戦で滅んだのはあくまで当時の嫡流であり、一族は以後も興亡を繰り返した。氏族の興亡がどのように起こるか、再興した氏族がどのように”伝統”を継ごうとしていくのか、興味深く読んだ。

  • 加藤 勤

    最近歴史の教科書の見直しがテレビのバラエティ番組でも話題にされています。源頼朝と思われていた肖像画が実は足利直義だったり、鎌倉幕府成立の年も 1192年(いいくに作ろう)ではない説が有力です。三浦氏についても研究が進み、 「三浦の犬は友をもくらうぞ」のセリフの象徴されるダーティーに脚色されたイメージが除かれ、より実情に近い姿が明らかになってきました。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-12054206130.html

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