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ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち

高橋真樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768458020
ISBN 10 : 4768458025
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 1章 壁と入植地に囲まれたぼくの村/ 2章 「占領」とは何か?/ 3章 パレスチナ問題の歴史をたどる/ 4章 難民キャンプの子どもたち/ 5章 インティファーダ―ぼくは石を投げた/ 6章 ガザ―空爆は突然やってくる/ 7章 イスラエル市民はなぜ攻撃を支持するのか?/ 8章 非暴力で闘うパレスチナの若者たち/ 9章 米国、国際社会、そして日本は何をしているのか?/ 10章 わたしたちにできること

【著者紹介】
高橋真樹 : ノンフィクションライター。平和協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。放送大学非常勤講師として「パレスチナ難民問題」の授業を担当。世界70カ国以上をめぐりながら、持続可能な社会を目指して、取材、執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ちーちゃん

    一般的に「ユダヤ人=ホロコーストやポグロムで虐げられた民族」というイメージが強いと思います。その為「ユダヤ人」と聞いただけで同情する方も多いと思います。確かにホロコーストやポグロムで沢山のユダヤ人が虐殺されたのは筆舌に尽くしがたい惨劇ですが、シオニズム支持者のユダヤ人が「ホロコーストの犠牲となった悲劇のユダヤ人」というイメージを利用して、現在に至るまでパレスチナ人を迫害している事実はもっと周知されるべきだと思います。(しかも「カナンは神からユダヤ人に約束された土地だから」という神話レベルの理由で。)

  • Aster

    世界市民として、余裕のある人間は絶対に読まなければならない。パレスチナ問題の本質はテロや宗教などでは無い。人間の絶望と歴史の積み重ねである。中東のニュースを見て漠然と「テロは良くない」等と軽く考えていた過去の自分に吐き気がする。そしてそうした自分には関係ないと思っている人もパレスチナ問題には関係してくるのだ。パレスチナ問題について知れば知るほど人間の業の深さを知る。誰かに責任をなすり付けて解決出来るものではないのだ。

  • 樋口佳之

    イスラエルという国家がパレスチナ人に対して行ってきたことは、「ホロコースト」や「アパルトヘイト」と同じように、人類の歴史に残る巨大な犯罪行為です。それを「イスラエル対パレスチナの紛争」ととらえると事態を見誤ることになります。この問題は、たった今ホロコーストのようなことが起きているとしたら、現代のアンネ・フランクが声も出せずに恐怖に震えているのだとしたら、あなたはそれを黙って見過ごすのか、という問題/「天井のない牢獄」の比喩は不適切だな。牢獄って一応罪のある人が入る事になる場所なのだから

  • どんぐり

    現代のアポリアでもあるパレスチナ問題。検問所で人々の移動を制限し、入植地で土地を奪い、分離壁を建設して残った土地を併合するイスラエルの対パレスチナ政策が、米国の在イスラエル大使館のエルサレム移転によってさらに混迷をみせている。このパレスチナ問題の歴史をたどりながら、「難民」と「占領」をキーワードに解説したのが本書だ。アラブ人とパレスチナ人の違い、なぜホロコースト犠牲者の国がパレスチナ人を迫害するのか、過激な暴力を振るうイスラエルの姿勢をなぜ国際社会が黙認するようになったのか、とてもわかりやすく書いてある。

  • 天の川

    本当にわかりやすい。中途半端に理解していたことがスッキリと整理できたし、多くの発見もあった。出版されてから7年。その間にさらに泥沼状態は酷く。パレスチナ問題をしっかりと受け止めるためにも読むべき一冊。筆者は言う。「パレスチナ問題への無関心は沖縄や原発事故後の福島の問題にも、自身が直接巻き込まれるまでは他人事であり、無関心になれるのではないかということ。イスラエル市民が近くで起きている人権侵害に気づかないのも同じことだ。知らないことは罪ではないが、知ろうとしないこと、見て見ぬふりをすることは問題がある。」→

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